昨夏もアプローチを受けていた
バレンシアは5月27日、ヘタフェの指揮官ホセ・ボルダラスの新監督就任を発表した。契約は2023年6月30日までの2年間で、3年目のオプションが付いているという。
ボルダラスは昨夏もバレンシアからアプローチを受けていた。ただ、ヨーロッパリーグに勝ち残っていたヘタフェのシーズン終了が遅れたことが原因で、一時成立した交渉が破断になるという経緯があった。
ボルダラスは昨夏もバレンシアからアプローチを受けていた。ただ、ヨーロッパリーグに勝ち残っていたヘタフェのシーズン終了が遅れたことが原因で、一時成立した交渉が破断になるという経緯があった。
ふたたび接近したのは、まずバレンシアがリーダー型の監督を求めていたこと。一方、出身地であるアリカンテを皮切りに下部カテゴリーで実績を重ね、現在のステータスを勝ち取ったボルダラスにとっても、近年トーンダウンしたとはいえ、その生まれ故郷が位置するバレンシア州最大のクラブを率いることは、キャリアの到達点のひとつと言える。
不安要素があるとすれば、フロントと良好な関係が築けるか、ということだけだろう。ボルダラスは、クセが強いことで有名な監督で、ヘタフェでもワンマン会長のアンヘル・トーレスに反発したことは一度や二度ではないからだ。
ただ、ボルダラスの猛然とプレスをかけ、ボールを奪ったらスピーディにゴールを目指すサッカーはバレンシアの伝統的な堅守速攻スタイルにマッチする。闘将の下で、悩める名門が再出発を図る。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
不安要素があるとすれば、フロントと良好な関係が築けるか、ということだけだろう。ボルダラスは、クセが強いことで有名な監督で、ヘタフェでもワンマン会長のアンヘル・トーレスに反発したことは一度や二度ではないからだ。
ただ、ボルダラスの猛然とプレスをかけ、ボールを奪ったらスピーディにゴールを目指すサッカーはバレンシアの伝統的な堅守速攻スタイルにマッチする。闘将の下で、悩める名門が再出発を図る。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部