久保選手のチームを救う得点とともに、欧州各地で劇的なゴールが生まれる
「まだ終わってない」
監督であれば、「早くピッチに戻りなさい」と、そう言いたくなるくらい彼は興奮し、歓喜の中にいた。そして彼だけでなく、周りの選手、ベンチの監督、コーチングスタッフも同じであった。
その主役の座にあったのは、久保建英選手。レバンテ戦に途中交代で出場した久保選手が残り数分のところで、ニア側にぶち込む凄いシュートを決めた。そして、ヘタフェの降格の危機を救う勝利に結びつけたのである。
同じタイミングで、リバプールも同点で迎えたアディショナルタイム、引き分けで終わるとチャンピオンズ・リーグ(CL)出場のプレミアリーグ3位以内が難しくなる状況に陥っていた。
ラストプレーのコーナーキック。ゴールキーパーのアリソンをゴール前に出した。フリーで中央からニア気味に立つアリソンが、CL出場権獲得に望みを繋ぐヘディングシュートを決めて、降格の決まったウェスト・ブロムウィッチから勝点3をギリギリで奪い取った。
残り2試合。2連勝すれば、チェルシー、レスターの結果次第だが、CL出場へ可能性を繋いだ。
両チームの試合終了間際の劇的なドラマ。冷静にいられるわけがない。久保選手は喜びが収まらないままユニホームを脱ぎ、自らイエローカードをもらい主審と握手。
アリソンはゴールキーパーとしての得点。チームメイトから乗っかられ、まるでフィールド選手のような扱いだ。ベンチは監督を中心に選手、スタッフが抱き合って喜ぶ。
リーガではアトレチコ・マドリーが優勝に向けて終盤に逆転勝ち。0-1でリードされたアトレチコは後半、給水タイムにシメオネ監督が選手に檄を飛ばした。
選手がピッチに戻る。その雰囲気がもしかしたら? と感じた直後、試合終了までにしっかり2点を奪い試合を決めた。
逆転は試合終了の数分前の出来事だった。アトレチコは最終節にバジャドリーに勝てば優勝。引き分けでも得失点次第で優勝と優位な状況を保った。
監督であれば、「早くピッチに戻りなさい」と、そう言いたくなるくらい彼は興奮し、歓喜の中にいた。そして彼だけでなく、周りの選手、ベンチの監督、コーチングスタッフも同じであった。
その主役の座にあったのは、久保建英選手。レバンテ戦に途中交代で出場した久保選手が残り数分のところで、ニア側にぶち込む凄いシュートを決めた。そして、ヘタフェの降格の危機を救う勝利に結びつけたのである。
同じタイミングで、リバプールも同点で迎えたアディショナルタイム、引き分けで終わるとチャンピオンズ・リーグ(CL)出場のプレミアリーグ3位以内が難しくなる状況に陥っていた。
ラストプレーのコーナーキック。ゴールキーパーのアリソンをゴール前に出した。フリーで中央からニア気味に立つアリソンが、CL出場権獲得に望みを繋ぐヘディングシュートを決めて、降格の決まったウェスト・ブロムウィッチから勝点3をギリギリで奪い取った。
残り2試合。2連勝すれば、チェルシー、レスターの結果次第だが、CL出場へ可能性を繋いだ。
両チームの試合終了間際の劇的なドラマ。冷静にいられるわけがない。久保選手は喜びが収まらないままユニホームを脱ぎ、自らイエローカードをもらい主審と握手。
アリソンはゴールキーパーとしての得点。チームメイトから乗っかられ、まるでフィールド選手のような扱いだ。ベンチは監督を中心に選手、スタッフが抱き合って喜ぶ。
リーガではアトレチコ・マドリーが優勝に向けて終盤に逆転勝ち。0-1でリードされたアトレチコは後半、給水タイムにシメオネ監督が選手に檄を飛ばした。
選手がピッチに戻る。その雰囲気がもしかしたら? と感じた直後、試合終了までにしっかり2点を奪い試合を決めた。
逆転は試合終了の数分前の出来事だった。アトレチコは最終節にバジャドリーに勝てば優勝。引き分けでも得失点次第で優勝と優位な状況を保った。
レベルは違うが2018年シーズンのJ3リーグを思い出した。僕が監督として指揮を執っていた鹿児島ユナイテッドFCがJ2昇格を決めた終盤戦の戦いだ。残り4試合となったところから鹿児島は3連勝を飾り昇格を果たすのだが、その連勝の1発目の試合は、ホーム白波スタジアムでのFC東京U-23戦だった。
1-1の同点で迎えた後半アディショナルタイム。相手コーナーキックで決定的な失点になり得るプレーを2回凌いだ直後のラストプレー。
フリーキックから途中交代のキリノ(ブラジル国籍)がヘディングシュートでゴールネットを揺らした。その瞬間、これで昇格できるかもしれない、と思えた。
きっと当時の鹿児島ユナイテッドFCに関わる人たち、サポーターをはじめ力を貸してくれた人たちは覚えている1試合だろう。
1-1の同点で迎えた後半アディショナルタイム。相手コーナーキックで決定的な失点になり得るプレーを2回凌いだ直後のラストプレー。
フリーキックから途中交代のキリノ(ブラジル国籍)がヘディングシュートでゴールネットを揺らした。その瞬間、これで昇格できるかもしれない、と思えた。
きっと当時の鹿児島ユナイテッドFCに関わる人たち、サポーターをはじめ力を貸してくれた人たちは覚えている1試合だろう。