ガンバ、解任ブーストは発動せずも…浦和戦で今季初めて相手を上回ったシュート数。反撃への光は見えたか?

カテゴリ:Jリーグ

飯間 健

2021年05月17日

松波監督は選手の意識改革に着手したことを明かしたが…

両チーム最多3本のシュートを放った宇佐美だが、得点ならず。しかし積極的な姿勢は見せた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 プロスポーツ界でよく言われる「解任ブースト」なんて都合の良いものは発動しなかった。それどころか16日の浦和戦は今季ワースト3失点で3連敗。宮本恒靖監督との契約を解除しても、ガンバ大阪は勝てなかった。深刻な得点力不足も解消されなかった。

 それでも言いたい。“今まで”と違った雰囲気や熱量を、特に後半の戦いに感じた、と。

 開始16分に先制点を与え、その4分後には課題となっているカウンターから追加点を許した。その後は“今まで”通り。広島戦後のMFウェリントン・シウバの言葉を借りるならば「ちょっと自信を失っているように」映った。3点目を失った時はお通夜状態。だが暫定措置とはいえ松波正信監督体制になったG大阪は、ハーフタイムを経てファイティングポーズを取り戻した。
 
 15日のオンライン取材。松波監督は「なんとなくボールをつなぐのではない。シンプルにゴールへ向かう、シンプルにボールを奪う、シンプルに守備をする。勝負どころ、どうやってゴールに向かうのかを提示するだけでやれる選手もいる。どういうアクションが生まれてくるか見てみたい」と選手の意識改革に着手したことを明かした。そして「中盤とFWの間が開く傾向にあったので、得点を狙いにいく中でそこでボールを引き出せる選手を置きたかった」と今季初めてトップ下を置く4-2-3-1システムを採用した。

 前体制ではポゼッションを大事にしすぎて、本来のゴールへ向かう姿勢が少なかった。パスを受けてから次のプレーを考えているようにも映り、それがダイナミックな攻撃やリズムを奪っていたようにも思う。もちろん、複数人による連係で3得点を奪った浦和の攻撃と比べることはできない。この試合でもフリーランニングは少ない。クロスに対してもボールを上げる人間とゴール前で受ける人間の関係性しかないのも目についた。“個”の部分でしか打開策はなかった。

 だがDFが前に立ちはだかっていても、多少強引でもシュートを打とうとした。ビルドアップの際にGK東口順昭がDF奥野耕平に「もっと前(のポジションに行け)!」と声掛けしていたように、カウンターリスクを承知の上で高い位置を取ろうとした。
 
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