攻撃のリズムを掴みかけていた浦和だったが、79分にまさかの失点
浦和レッズと柏レイソルは3月27日、ルヴァンカップのグループステージ第2節で対戦。柏が1-0で勝利を収めた。
5節時点でのリーグ戦では、1勝ずつとなかなか波の乗れない両者(浦和は1勝2分3敗、柏は1勝5敗)。またいずれも3月2日のルヴァンカップでも白星はなし。どちらにとっても浮上のきっかけを掴むための一戦でもあった。
浦和はいつもの4-2-3-1ではなく4-4-2システム。GKにプロ出場2戦目となる鈴木彩艶、最終ラインは右から西大伍、岩波拓也、槙野智章、明本考浩。負傷から復帰した西は浦和に加入後、公式戦初出場となった。中盤は2ボランチに伊藤敦樹、柴戸海、右サイドハーフに田中達也、左サイドハーフに伊藤涼太郎。2トップは興梠慎三と杉本健勇が組んだ。
対する柏は、ダイヤモンド型の4-4-2システムを採用。GKにプロデビューとなる佐々木雅士を抜擢した。4バックは右から大南拓磨、上島拓巳、染谷悠太、三丸拡。アンカーにヒシャルジソン、左インサイドハーフに椎橋慧也、右インサイドハーフにマテウス・サヴィオ、トップ下には神谷優太が入り、2トップには呉屋大翔と細谷真大が起用された。
前半はピッチ中央での潰し合いが続く。浦和は2トップの興梠と杉本のポストワークからなんとか打開を試みるものの、柏の激しいチェックに苦しみ、なかなか攻撃を組み立てられない。
一方で守備では槙野と岩波の2CBと、柴戸と伊藤敦の2ボランチが中央をきっちりと締めて相手をゴール前に侵入させない。
杉本のクロスに興梠がヘディングで合わせた15分の決定機が決まっていれば、流れが変わっていたかもしれないが、結局一進一退の展開は変わらず、スコアレスのまま折り返すことになった。
5節時点でのリーグ戦では、1勝ずつとなかなか波の乗れない両者(浦和は1勝2分3敗、柏は1勝5敗)。またいずれも3月2日のルヴァンカップでも白星はなし。どちらにとっても浮上のきっかけを掴むための一戦でもあった。
浦和はいつもの4-2-3-1ではなく4-4-2システム。GKにプロ出場2戦目となる鈴木彩艶、最終ラインは右から西大伍、岩波拓也、槙野智章、明本考浩。負傷から復帰した西は浦和に加入後、公式戦初出場となった。中盤は2ボランチに伊藤敦樹、柴戸海、右サイドハーフに田中達也、左サイドハーフに伊藤涼太郎。2トップは興梠慎三と杉本健勇が組んだ。
対する柏は、ダイヤモンド型の4-4-2システムを採用。GKにプロデビューとなる佐々木雅士を抜擢した。4バックは右から大南拓磨、上島拓巳、染谷悠太、三丸拡。アンカーにヒシャルジソン、左インサイドハーフに椎橋慧也、右インサイドハーフにマテウス・サヴィオ、トップ下には神谷優太が入り、2トップには呉屋大翔と細谷真大が起用された。
前半はピッチ中央での潰し合いが続く。浦和は2トップの興梠と杉本のポストワークからなんとか打開を試みるものの、柏の激しいチェックに苦しみ、なかなか攻撃を組み立てられない。
一方で守備では槙野と岩波の2CBと、柴戸と伊藤敦の2ボランチが中央をきっちりと締めて相手をゴール前に侵入させない。
杉本のクロスに興梠がヘディングで合わせた15分の決定機が決まっていれば、流れが変わっていたかもしれないが、結局一進一退の展開は変わらず、スコアレスのまま折り返すことになった。
後半に浦和は田中→小泉佳穂、伊藤涼→汰木康也と、両サイドハーフを交代。するとサイドを起点とした攻撃でチャンスを作り出していく。
60分には西からゴール前へと絶好のクロスが上がるも、興梠のヘディングはGKに防がれる。それ以外にも徐々に相手を押し込んでいった浦和だが、染谷と上島を中心とした守備ブロックを崩せない時間が続く。
その後も小泉のロングパスなどでチャンスを作り出していった浦和だったが、79分にまさかの失点。神谷のCKから、途中出場のクリスティアーノのヘディング弾を浴びてしまう。
これで勢いづいた柏は、最後まで集中を切らすことなく、浦和の攻撃をいなして時間を進め、虎の子の1点を守り切ってみせた。
チャンスを作れていた浦和は決定力不足が改めて浮き彫りに。一方で柏にとっては、司令塔の江坂任を代表活動で欠くなかで公式戦5試合ぶりの勝利を掴み、次戦に弾みをつけた。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
60分には西からゴール前へと絶好のクロスが上がるも、興梠のヘディングはGKに防がれる。それ以外にも徐々に相手を押し込んでいった浦和だが、染谷と上島を中心とした守備ブロックを崩せない時間が続く。
その後も小泉のロングパスなどでチャンスを作り出していった浦和だったが、79分にまさかの失点。神谷のCKから、途中出場のクリスティアーノのヘディング弾を浴びてしまう。
これで勢いづいた柏は、最後まで集中を切らすことなく、浦和の攻撃をいなして時間を進め、虎の子の1点を守り切ってみせた。
チャンスを作れていた浦和は決定力不足が改めて浮き彫りに。一方で柏にとっては、司令塔の江坂任を代表活動で欠くなかで公式戦5試合ぶりの勝利を掴み、次戦に弾みをつけた。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)