３月19日、イタリア・サッカー選手協会（AIC）が主催の年間最優秀選手に、ユベントスのクリスチアーノ・ロナウドが選出された。

　2018年にレアル・マドリーからユベントスに加入したC・ロナウドは昨季、ユベントスの９連覇に貢献した。AIC公式サイトで、同選手は新型コロナウイルスのパンデミックで混沌とした2020年を振り返っている。

　C・ロナウドは「だれも望まない、奇妙な一年だった。でも、個人的・チーム的には、優勝してポジティブな一年だった」と話した。

「がら空きのスタジアムでプレーするのは、最初は少し難しかったが、僕たちの目標は優勝だった。それを実現できた。残念ながらチャンピオンズ・リーグは優勝できなかったが、サッカーはそういうものだ。ポジティブで、同時に奇妙な一年だった」

　また、「サンプドリア戦のヘディングゴールを覚えている」と、驚異的な跳躍力が話題となった得点を「自分のヘディングでのゴールで最も美しかった」と評している。

　最後に、「継続、自信、仕事、情熱が、サッカーを楽しみ続けるための秘訣だと思う。これはもっとも重要だ。正しいモチベーションになるからね」と述べた。

「毎日そういう要素が必要だ。そうでなければ、このレベルでプレーすることはできない。34歳だろうと、35歳だろうが36歳だろうが、40歳だろうが、モチベーションがなければ規律は保てない」

【動画】「最も美しい」C・ロナウドが自画自賛した驚異的跳躍力のヘッド弾（１分36秒～）

　また、C・ロナウドはインスタグラムでもイタリア語で喜びのコメントを投稿。「協会、ユベントス、チームメート、サポーターに感謝」としたうえで、「ただきょうは、ユベントスを世界有数の偉大なクラブにするために日々働く無名の人たち全員にこの賞をささげさせてほしい」と綴った。

「僕らの栄光と個々の勝利の裏には、いつも大勢のプロたちがいる。僕らに足りないものがないようにと全力を尽くしてくれる人たちだ。きょうはそういった、あまり見えないけど、僕らの成功にとって同じように重要な人たちに感謝したい。彼らは真の英雄たちだ」


　なお、年間最優秀チームにはアタランタ、年間最優秀監督にはそのアタランタを指揮するジャン・ピエロ・ガスペリーニが選ばれた。ベストイレブンは以下のとおり

GK
ジャンルイジ・ドンナルンマ（ミラン）

DF
テオ・エルナンデズ（ミラン）
ステファン・デフライ（インテル）
レオナルド・ボヌッチ（ユベントス）
ロビン・ゴゼンス（アタランタ）

MF
ニコロ・バレッラ（インテル）
アレハンドロ・ゴメス（アタランタ／現セビージャ）
ルイス・アルベルト（ラツィオ）

FW
パウロ・ディバラ（ユベントス）
チーロ・インモービレ（ラツィオ）
クリスチアーノ・ロナウド（ユベントス）

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部