狙うはバティストゥータらが背負ったエースナンバー
現地時間3月11日、アルゼンチン・サッカー協会(AFA)は、今月26日(東京スタジアム)と29日(北九州スタジアム)でU-24日本代表と対戦するU-24アルゼンチン代表のメンバー21名を発表した。
かつてアビスパ福岡とサガン鳥栖でプレーした経歴を持つフェルナンド・バチスタ監督が率いる金メダル候補は、マルセイユのDFレオナルド・バレルディやアヤックスのリサンドロ・マルティネス、スパルタク・モスクワのエセキエル・ポンセなど、ヨーロッパでも確かな実績を積んでいる実力派を並べた。
いわゆるビッグネームはいないものの、多士済々のスカッドの中で必見なのが、長身ストライカーのアドルフォ・ガイチだ。
現在20歳の点取り屋は、母国の名門サン・ロレンソの下部組織出身。2018年7月にトップチームへ昇格を果たすと、“エル・タンケ(戦車)”の異名が示すように190センチ・94キロの巨躯を利したパワフルなプレースタイルを武器に一気に台頭。昨年9月には、あのリオネル・メッシも名を連ねたA代表に選出された。
その得点能力は歴戦のストライカーも認めるところだ。今年1月にCSKAモスクワからガイチを引き抜いたベネベントの指揮官で、元イタリア代表FWのフィリッポ・インザーギは、「ガイチの獲得は私が希望した。彼はブラーボだよ」と賛辞を惜しまない。
「まだ、彼は20歳だから多くの責任を負わせたくはないが、確かな能力を持っている選手だ。私は彼をずっと見てきたし、他のどの選手たちとも違った力を持っているよ」
【動画】エリア内で圧巻のフィニッシュワーク! ガイチのセリエA初ゴールシーンはこちら
かつてアビスパ福岡とサガン鳥栖でプレーした経歴を持つフェルナンド・バチスタ監督が率いる金メダル候補は、マルセイユのDFレオナルド・バレルディやアヤックスのリサンドロ・マルティネス、スパルタク・モスクワのエセキエル・ポンセなど、ヨーロッパでも確かな実績を積んでいる実力派を並べた。
いわゆるビッグネームはいないものの、多士済々のスカッドの中で必見なのが、長身ストライカーのアドルフォ・ガイチだ。
現在20歳の点取り屋は、母国の名門サン・ロレンソの下部組織出身。2018年7月にトップチームへ昇格を果たすと、“エル・タンケ(戦車)”の異名が示すように190センチ・94キロの巨躯を利したパワフルなプレースタイルを武器に一気に台頭。昨年9月には、あのリオネル・メッシも名を連ねたA代表に選出された。
その得点能力は歴戦のストライカーも認めるところだ。今年1月にCSKAモスクワからガイチを引き抜いたベネベントの指揮官で、元イタリア代表FWのフィリッポ・インザーギは、「ガイチの獲得は私が希望した。彼はブラーボだよ」と賛辞を惜しまない。
「まだ、彼は20歳だから多くの責任を負わせたくはないが、確かな能力を持っている選手だ。私は彼をずっと見てきたし、他のどの選手たちとも違った力を持っているよ」
【動画】エリア内で圧巻のフィニッシュワーク! ガイチのセリエA初ゴールシーンはこちら
そのキャリアで279ゴールも叩き出した正真正銘のレジェンドが称えたガイチ。彼の目標は、ずばり東京五輪からのさらなる飛躍だ。スペイン紙『AS』のインタビューで、こう話している。
「今、僕はあのインザーギの下で毎日のように激しいトレーニングを重ねているから、それが自信になっている。彼は僕に『ベネベントに来てくれ』と言ってくれた人だし、いつだってすべてを改善させて、フォワードとして向上させてくれる。
僕の夢? それはアルゼンチン代表の9番をつけることだ。そのためにはこのオリンピックで結果を出すことが重要になると思っている。僕はA代表に参加した時に、スカローニとアイマールから謙虚さと自己犠牲が何よりも重要だということ学んだ。だから、オリンピックでは国を代表することの誇りを抱きながら、仲間のために戦うよ」
ガブリエル・バティストゥータやマルティン・パレルモ、エルナン・クレスポといった偉大なる先達たちが背負ってきた“エースナンバー”の奪取を目標に掲げる男・ガイチ。本大会も含めて、彼が若き森保ジャパンの脅威になる可能性は小さくない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
「今、僕はあのインザーギの下で毎日のように激しいトレーニングを重ねているから、それが自信になっている。彼は僕に『ベネベントに来てくれ』と言ってくれた人だし、いつだってすべてを改善させて、フォワードとして向上させてくれる。
僕の夢? それはアルゼンチン代表の9番をつけることだ。そのためにはこのオリンピックで結果を出すことが重要になると思っている。僕はA代表に参加した時に、スカローニとアイマールから謙虚さと自己犠牲が何よりも重要だということ学んだ。だから、オリンピックでは国を代表することの誇りを抱きながら、仲間のために戦うよ」
ガブリエル・バティストゥータやマルティン・パレルモ、エルナン・クレスポといった偉大なる先達たちが背負ってきた“エースナンバー”の奪取を目標に掲げる男・ガイチ。本大会も含めて、彼が若き森保ジャパンの脅威になる可能性は小さくない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部