ドルトムントは現地時間３月６日、ブンデスリーガ第24節で、“宿命のライバル”バイエルン・ミュンヘンと激突。「デア・クラシカー」と呼ばれる伝統の一戦で、20歳の“怪物”が大きなインパクトを放った。

　まずは開始２分、ゴール前でボールを受けたアーリング・ハーランドは豪快に左足を一閃。DFに当たりながらも、鋭いシュートが相手守護神マヌエル・ノイアーの守るゴール右隅に吸い込まれた。

　勢いに乗ったノルウェー代表FWはさらに９分、速攻から裏に抜け出たトルガン・アザールが折り返したボールを左足でねじ込み、あっという間にドッペルパック（２得点）を達成した。

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　ドルトムントはその後、王者の猛攻に遭って４失点を食らい、２-４で痛恨の逆転負けを喫したものの、若きエースは、新時代の到来を感じさせる千両役者ぶりを見せつけた。

　なお、現地メディア『Sky sport』によれば、ハーランドは伝統の一戦で、“ビッグ２”と同世代のライバルを上回る大記録を打ち立てようだ。以下のように伝えられている。
 

「若きスターは146試合目にしてキャリア通算99ゴール目と100ゴール目を決めた。内訳はドルトムントで46試合・45ゴール、前所属のザルツブルクで27試合・29ゴール、キャリアの初期にプレーした母国のブランとモルデで66試合・20ゴール、そして代表で７試合・６ゴールだ。

　100ゴール達成までの比類なきスピードは、リオネル・メッシ（210試合）やクリスチアーノ・ロナウド（301試合）、フランスのワンダーボーイ、キリアン・エムバぺ（180試合）をも凌駕している」

　また、記録もさることながら、この試合でもうひとつ注目を集めたものがある。圧倒的なジャンプ力だ。『B/R Football』の公式ツイッターが、他の選手の遥か上を行く決定的な瞬間を捉えた一枚を公開すると、ファンからは驚きの声が続々と寄せられている。

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「ハーランド航空へようこそ」
「スーパーサイヤ人２」
「この男は目に見えないはしごを登ったのか」
「CGって思うくらいやな」
「陸上競技」
「この男は一体何者なんだ？」
　
　このバイエルン戦で負傷交代となり、状態が心配されたハーランドだが、症状はそれほど重くないようだ。９日に行なわれるチャンピオンズ・リーグのセビージャ戦での活躍にも期待がかかる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部