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【明神智和】ボクはこうしてプロになった➁|「生活のほぼ全てがサッカー基準」育成年代から意識すべきピッチ外での立ち居振る舞い

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年03月01日

プロになるとはどういうことなのか?

明神氏は、自身が代表に招集された頃に見た三浦知良の姿にプロの凄さを感じたという。写真:徳原隆元

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 ガンバ大阪などで名高い活躍をし、ワールドカップにも出場した元日本代表の明神智和氏。現在はガンバ大阪ユースコーチとして指導者の立場にある同氏が、プロを目指す子どもたちに伝えたいこととは――。

 第2弾では、プロになるとはどういうことなのか?また、普段の生活から取り組めること、競技生活を続けていく上で必要なことについて語ってもらった。

――◆――◆――

“プロ”とはサッカーが仕事になるということですので、生活のほぼ全てがサッカーを基準に考えなければならない。それまでは、学生だったり、他の生活もありながらのサッカーでしたが、それが全てをサッカーのために費やすようになるということです。

 では実際にどんな生活になるかというと、1日の練習では1回2時間ほど。それが2部練になっても4時間です。ただし、それ以外の部分で残りの20時間をどうサッカーに使っていくかということが大きな差になります。
 
 一つはチーム練習以外の個人トレーニングの部分です。

 プロを目指すような選手は、身体を鍛えることは当然やっていると思います。筋力をアップする、怪我をしない身体を作る、身体をどう動かすかというボディーコーディネーションを突き詰める。ほかにも疲れをどう取り除くかなど、身体だけのことを考えてもいろんな種類が考えられます。

 もちろん各クラブ、チームにフィジカルコーチだったり専門のスタッフがいると思うので、そこで様々な情報やメニューをもらうこともできると思いますし、それとは別に専門でやっている外部の人のところに訪れて取り組む人もいるでしょうし、今の時代であれば、ネットのなかにもそういう情報がたくさん落ちているので、自分が興味あることを取り入れてみる。いろんな方法でトライしてみたら良いと思います。

 そこで大切なのは自分に今何が必要で何が足りないのか、それをまず考えることです。ただ、周囲の人がやっているからだけではなくて、自分に本当に必要なものが何かを考えないと長続きしない。

 身体のことは、ある程度続けていかないと成果が目に見えてこないので、1週間や1か月続けたくらいではなかなか自分の本当の力にはならない。なので長く続けられるというのは大事なことです。
 
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