「彼は『ゴール』と言ったんだ」
判定が二転三転すれば、選手やチーム疑念を抱くのは避けられない。
現地時間2月27日に開催されたプレミアリーグ第26節、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)対ブライトンの一戦は1-0で前者が快哉を叫んだ。だが、試合後に議論を巻き起こしているのは、“幻のゴール”を巡る判定だ。
1点のビハインドを背負ったブライトンは、29分にペナルティーエリア外からのFKで同点に追いつくゴールを決める。主将ルイス・ダンクが素早いリスタートでWBA守備陣の虚を突き、ネットを揺らしたのだ。
当初、リー・メイソン主審はゴールを認めなかったが、ブライトンの選手たちから猛抗議されると、判定を一転して得点を承認。しかし、今度はWBA陣営に抗議され、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)の介入によって、再びノーゴールに判定を変更したのである。
英衛星放送『Sky Sports』は、メイソン主審はダンクがFKを蹴る前に笛を吹き、プレー再開を認めたものの、その後ボールがゴールラインを割る前に再度ホイッスルを鳴らしていたと分析。プレミアリーグも公式ツイッターで同様の説明を発表した。
しかし、ブライトン側が納得いかないのも無理はない。試合後、ブライトンのグレアム・ポッター監督は、「わたしが知る限り、ダンクはすぐにFKを蹴っていいかと尋ね、主審は『イエス』と言った。その間に別の笛があったんだ。それが何の笛か分からない」と不満を口にした。
「もう少し明確にしてくれるといいんだがね。2度目の笛が何だったのか分からない。理解できない。われわれも2本のPKを失敗したのだし、すべて(をダンクの得点が認められなかったせいに)はできないけどね」
【動画】前代未聞のゴール取り消し! ブライトンDFがブチギレた問題のシーンはこちら
現地時間2月27日に開催されたプレミアリーグ第26節、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)対ブライトンの一戦は1-0で前者が快哉を叫んだ。だが、試合後に議論を巻き起こしているのは、“幻のゴール”を巡る判定だ。
1点のビハインドを背負ったブライトンは、29分にペナルティーエリア外からのFKで同点に追いつくゴールを決める。主将ルイス・ダンクが素早いリスタートでWBA守備陣の虚を突き、ネットを揺らしたのだ。
当初、リー・メイソン主審はゴールを認めなかったが、ブライトンの選手たちから猛抗議されると、判定を一転して得点を承認。しかし、今度はWBA陣営に抗議され、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)の介入によって、再びノーゴールに判定を変更したのである。
英衛星放送『Sky Sports』は、メイソン主審はダンクがFKを蹴る前に笛を吹き、プレー再開を認めたものの、その後ボールがゴールラインを割る前に再度ホイッスルを鳴らしていたと分析。プレミアリーグも公式ツイッターで同様の説明を発表した。
しかし、ブライトン側が納得いかないのも無理はない。試合後、ブライトンのグレアム・ポッター監督は、「わたしが知る限り、ダンクはすぐにFKを蹴っていいかと尋ね、主審は『イエス』と言った。その間に別の笛があったんだ。それが何の笛か分からない」と不満を口にした。
「もう少し明確にしてくれるといいんだがね。2度目の笛が何だったのか分からない。理解できない。われわれも2本のPKを失敗したのだし、すべて(をダンクの得点が認められなかったせいに)はできないけどね」
【動画】前代未聞のゴール取り消し! ブライトンDFがブチギレた問題のシーンはこちら
当のダンクも「恥ずべき。恐ろしい判定だ」と怒りを露にした。
「僕は主審にボールを蹴っていいかと聞き、彼は笛を吹いた。それで蹴った。どうして、その彼が、僕のようにメディアで話をしに来ないんだ? 絶対にそういうことがない。彼らは自分たちの“バブル”に隠れる」
さらにダンクは、「彼は自分が何をしていたか分かっていなかったんじゃないか。ゴールを認めたなら、どうして認めたんだ?どうしてVARが介入していたかも分からない。彼は『ゴール』と言ったんだ」と続けている。
「彼が試合のコントロールを失ったか? イエスだ。紛れもない事実だよ」
識者からも驚きの声は広がっている英公共放送『BBC』の解説者であり、元イングランド代表FWのガリー・リネカーは「サッカー界に40年いるが初めて見た」と驚きを表している。
2月4日のリバプール戦では、大金星をマークしたブライトンだが、その後の4試合は白星なし。2連敗で降格圏に4ポイント差の16位につけている。そんな苦境に立たされているだけに、取り消されてしまったゴールへの想いは強まるばかりだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
「僕は主審にボールを蹴っていいかと聞き、彼は笛を吹いた。それで蹴った。どうして、その彼が、僕のようにメディアで話をしに来ないんだ? 絶対にそういうことがない。彼らは自分たちの“バブル”に隠れる」
さらにダンクは、「彼は自分が何をしていたか分かっていなかったんじゃないか。ゴールを認めたなら、どうして認めたんだ?どうしてVARが介入していたかも分からない。彼は『ゴール』と言ったんだ」と続けている。
「彼が試合のコントロールを失ったか? イエスだ。紛れもない事実だよ」
識者からも驚きの声は広がっている英公共放送『BBC』の解説者であり、元イングランド代表FWのガリー・リネカーは「サッカー界に40年いるが初めて見た」と驚きを表している。
2月4日のリバプール戦では、大金星をマークしたブライトンだが、その後の4試合は白星なし。2連敗で降格圏に4ポイント差の16位につけている。そんな苦境に立たされているだけに、取り消されてしまったゴールへの想いは強まるばかりだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部