パリ・サンジェルマンのスポーツディレクターを務めるレオナルドが、去就が注目される２大エースとの交渉の進捗状況を明かした。

　現地時間２月25日、フランスのラジオ番組『France Bleu Paris』に出演したレオナルドSDは、レアル・マドリーなどが獲得を狙うキリアン・エムバペの将来について以下のように話している。

「キリアンを取り巻く移籍の噂に驚いたよ。彼はすでにクラブで責任ある立場にあり、その重要性は日に日に増している。私たちは長い間、話し合いを続けて良い関係を築いており、まもなくその決定が下される瞬間が訪れるだろう」

　レオナルドSDは、２月16日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ（CL）のバルセロナ戦でハットトリックを達成し、国内リーグでは得点ランキングでトップに立つなど、今シーズンも怪物ぶりを見せつけているエムバペと、契約延長で合意に至る手応えを得ているようだ。

　さらにネイマールとの交渉状況にも言及。「ネイマールとも話して順調に進んでいる。まだ新契約にサインするまで至っていないが、大事なのはできるだけ早くクローズさせることだ」と、こちらも契約延長へ自信を覗かせている。

　また、ともに21年６月末で契約満了となるアンヘル・ディ・マリアとファン・ベルナトとも交渉中で、「我々は（エムバペ、ネイマールを含めた）４人全員と契約を更新したいと考えている」とコメントした。

　エムバペとネイマールの契約延長がスムーズに進んでいることを強調したレオナルドSDだが、22年６月末でパリSGと契約が満了となる本人たちが、どのような決断を下すのか。今後の展開に注目が集まる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部