現地時間２月13日に開催されたプレミアリーグ第24節で、４位のリバプールは、敵地で３位のレスター・シティと対戦した。

　前節に行なわれた首位マンチェスター・シティとの大一番に敗れ、「４位以内の確保がメインターゲット（クロップ監督）」となったリバプール。勝点３差で追うレスターとの今節は、序盤からアグレッシブに仕掛けた。

　立ち上がりから積極果敢に出たリバプールは、最終ラインを上げ、コンパクトな陣形を保つ相手守備陣の背後に狙う。そして、２分にマネ、15分にサラーとコンスタントに決定機も創出していった。

　38分にも攻め上がった左SBのロバートソンが相手ゴールを脅かすなど、攻勢を強めるリバプールは、44分にレスターのカウンターから大ピンチを迎える。だが、ここは守護神アリソンが相手エース、ヴァーディーとの１対１を難なくストップして事なきを得た。

　前節のマンチェスター・C戦でミスパスから２失点を喫していた守護神の汚名返上のファインセーブで難を逃れたリバプール。スコアレスで迎えた後半は目まぐるしく攻守が入れ替わる攻防戦が続いたなかで、徐々に主導権を握っていった。
 

　素早いチェックを怠らずに、厚みのある攻撃を展開したアウェイチームだったが、決め手を欠く。56分には敵ゴール前で得たFKのチャンスで、アレクサンダー＝アーノルドが直接狙ったが、鋭いシュートをクロスバーに嫌われた。

　攻めあぐねる時間が続いたレッズだったが、67分にようやく均衡を破る。敵エリア内でフィルミーノのヒールパスを受けたサラーが狙いすましたシュートを決めた。

　ようやく先手を取ったリバプールは、差を詰めんと食い下がるレスターにやや押し込まれると、立て続けに失点してしまう。78分に直接FKをマディソンに決められると、80分には、アリソンのミスからボールを奪われると、ヴァーディーに逆転弾を決められてしまう。

　さらに85分にもカウンターから失点したリバプールは、結局、１-３と逆転負け。マンチェスター・C戦に続く守護神のミスから失点して一気に崩れた王者は、精神的にもダメージの大きいプレミアリーグ３連敗を喫した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部