「ジェラードが『笑いものになりたくない』と…」イスタンブールの奇跡の“舞台裏”をリバプール優勝戦士が回想!

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年02月13日

リバプールを突き動かした“魂のスピーチ”

歴史的なミラクルでビッグイヤーを掴み取った2005年のリバプール。“奇跡”の要因は一体何だったのか。 (C) Getty Images

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 ヨーロッパのサッカー史は、幾多の名勝負によって彩られてきた。その中でも「史上最高のドラマ」のひとつと評されているのが、リバプールとミランによる2004-05シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)ファイナルだ。

 前半に3点を奪ったミランが、そのまま逃げ切るかと思われた後半に怒涛の反撃に転じたリバプールが追いつき、PK戦までもつれ込んだ激闘を制した伝説の決勝は、「イスタンブールの奇跡」と謳われている。

 文字通りの絶望的な状況からリバプールがビッグイヤーを掴めた要因はなんだったのか。現地時間2月12日、優勝メンバーの一人である元フランス代表FWのジブリル・シセが、母国のラジオ局『RMC Sport』のインタビューで興味深い話を口にしている。

 当時のリバプールでナンバー9を背負っていたシセは、「ミランの選手たちがハーフタイムにロッカールームに下がっていくときの姿は、俺たちを駆り立てたね」と語り、こう続けた。

「とくにガットゥーゾはもうトロフィーを手にしたかのように振る舞っていた。それが俺たちの反撃の動機付けの一つになった。後半の早々に点が取れれば、あいつらの鼻をあかしてやれるってね」

【動画】まさに歴史的な逆転劇! 「イスタンブールの奇跡」のハイライトはこちら
 大量リードでミランに隙が生じたのは間違いないだろう。だとしても、カルチョの名門に3点差を追いつくのは、容易ではない。シセは、“奇跡”を起こした「最大の要因」として、ハーフタイムのロッカールームで主将のスティーブン・ジェラードが“魂のスピーチ”を行なった事実を明かしている。

「ラファ(ベニテス監督の愛称)がとても落ち着いて話した後に、ジェラードが立ち上がって言ったんだ。『俺にとってはリバプールが全てだ。このクラブこそが俺の知っている全てであり、そのクラブを歴史に残る笑いものになんかさせたくない。もしも、みんなが俺をキャプテンとして愛してくれるなら協力してくれないか』ってね。

 あの彼のスピーチは間違いなく永遠に刻まれるものだよ。リバプール・ファンじゃなくてもこみ上げるものがあった。とても情熱的だったし、あそこにいた誰もが彼を失望させたくないと思っていたはずだ」

 気持ちのこもった言葉で、「骨折をしようとも全力を尽くそう」(シセ)と仲間に思わせたジェラードは有言実行、54分に反撃の狼煙を上げるゴールを奪ってみせたのだった。リバプールの歴史的勝利は、この偉大なキャプテンなしでは起こり得なかっただろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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