Jリーグの各チームは新シーズンを前にキャンプを実施。今年は10都府県で３月７日まで緊急事態宣言が延長され、コロナウイルス対策の観点から非公開となっているものの、各地でトレーニングマッチが開催されている。

　昨季を３位で終え、今シーズンはアジア・チャンピオンズリーグにも参加する名古屋グランパスは２月３日、先日佐々木則夫トータルアドバイザーと契約を更新したばかりの大宮アルディージャと45分×３本で練習試合を行なった。

　１本目は１－２、２本目を１－０、３本目を２－１とし、トータル４－３で勝利を収めた。名古屋は期待の新戦力、柿谷曜一朗が２本目の途中まで出場し実戦デビュー。さらにガブリエル・シャビエルと、相馬勇紀がそれぞれ２ゴールを記録した。また、古巣との対戦となった名古屋のマテウスも大宮の公式SNSに登場し、トレーニングマッチならではのシーンも見られた。

【画像】「マテちゃんも元気そうでした」大宮公式が名古屋・マテウスの近況を報告！

　同じく沖縄県でキャンプを張る北海道コンサドーレ札幌は45分×３本で京都サンガF.C.と激突。１本目を１－１、２本目を２－１、３本目を０－１としトータル３－３の引き分けに終わった。札幌では名古屋から加入した新戦力のMF青木亮太が２得点を挙げ、トレーニングマッチ２戦連発でポジション確保に猛アピールしている。 
 

　ジェフユナイテッド千葉はFC東京と45分×３本で対戦し、トータルスコア３－２（１－１、２－０、０－１）で勝利を収めた。10年目を迎えたDF米倉恒貴が得点を挙げ勝負強さを見せた一方、２年目のMF見木友哉、高卒ルーキーのFWブワニカ啓太ら若手もゴールを決め新シーズンへの弾みをつけた。

　J３のロアッソ熊本はJ２のレノファ山口FCと対峙。１本目をFW浅川隼人の２ゴールで２－０とすると、２、３本目はスコアレスとなりトータル２－０の完封勝ち。J２昇格へ向け順調な滑り出しとなった。 

　２月３日に行なわれた主なトレーニングマッチは以下の通り。

名古屋４－３大宮
札幌３－３京都
FC東京２－３千葉
山口０－２熊本
新潟０－０今治

構成●サッカーダイジェストWeb編集部