19試合のうち14試合で途中交代
現所属クラブの最大のライバルでもある古巣との一戦で、ビハインドを背負うチームが反撃する中、ベンチに戻ることを命じられれば、選手が苛立っても不思議ではない。だが、ピッチを離れながら不満を露にし、それが短期間で2度目となれば、メディアから注目されてもおかしくないだろう。
2月2日のコッパ・イタリア準決勝第1レグで、インテルはユベントスに1-2で敗れた。1月17日のセリエAでの対戦では、同じ本拠地サン・シーロで2-0と快勝したが、それから2週間強でリベンジされたかたちだ。
インテルは前半、ラウタロ・マルティネスのゴールで先制しながら、クリスチアーノ・ロナウドのPKを含むドッピエッタ(2得点)で逆転を許した。後半、60分を過ぎてから、アントニオ・コンテ監督はイバン・ペリシッチやクリスティアン・エリクセンらを投入したが、追いつくには至っていない。
そのエリクセンとの交代を72分に命じられたのが、ユベントス時代からのコンテ監督の愛弟子アルトゥーロ・ビダルだ。背番号22は、明らかに不満げな様子でピッチを後にした。『Gazzetta dello Sport』紙などによると、「いつも22番だ。代わるのはいつも22番」と叫んでいたという。
今シーズンのビダルはスタメン出場した公式戦19試合のうち、14試合で途中交代している。フル出場は4試合のみだ(1試合は退場)。ファイターのビダルとしては、受け入れがたい数字なのだろう。
【画像】途中交代に不満を露わにするビダル
2月2日のコッパ・イタリア準決勝第1レグで、インテルはユベントスに1-2で敗れた。1月17日のセリエAでの対戦では、同じ本拠地サン・シーロで2-0と快勝したが、それから2週間強でリベンジされたかたちだ。
インテルは前半、ラウタロ・マルティネスのゴールで先制しながら、クリスチアーノ・ロナウドのPKを含むドッピエッタ(2得点)で逆転を許した。後半、60分を過ぎてから、アントニオ・コンテ監督はイバン・ペリシッチやクリスティアン・エリクセンらを投入したが、追いつくには至っていない。
そのエリクセンとの交代を72分に命じられたのが、ユベントス時代からのコンテ監督の愛弟子アルトゥーロ・ビダルだ。背番号22は、明らかに不満げな様子でピッチを後にした。『Gazzetta dello Sport』紙などによると、「いつも22番だ。代わるのはいつも22番」と叫んでいたという。
今シーズンのビダルはスタメン出場した公式戦19試合のうち、14試合で途中交代している。フル出場は4試合のみだ(1試合は退場)。ファイターのビダルとしては、受け入れがたい数字なのだろう。
【画像】途中交代に不満を露わにするビダル
チリ代表MFは1月23日のセリエA第19節ウディネーゼ戦(0-0)でも、後半途中に交代を命じられて不満を表している。闘争心を称賛してきたコンテだが、11日間で2度目とあれば、気分は良くないはずだ。実際、試合後、コンテは「わたしが選ぶのであり、彼らはそれを受け入れなければならない」と話した。
ともに激しい気性で知られる闘将とファイターは、この一件を次につなげることができるのか。インテルは5日のフィオレンティーナ戦をはさみ、9日にコッパ・イタリア準決勝第2レグでユベントスと再び対戦する。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
【PHOTO】2021年冬の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介!
ともに激しい気性で知られる闘将とファイターは、この一件を次につなげることができるのか。インテルは5日のフィオレンティーナ戦をはさみ、9日にコッパ・イタリア準決勝第2レグでユベントスと再び対戦する。
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