ジェノアはペリンかラマンナのどちらかを放出へ。
【インテル】ハンダノビッチの契約延長交渉は両者平行線
インテルのロベルト・マンチーニ監督は「ハンダノビッチは世界最高のGK」と語っているが、2016年で切れる契約の延長交渉はまだ合意から遠い状況だ。
ローマが1年後の獲得に関心を示しているほか、プレミアリーグからも代理人にいくつかの打診がある模様。もしインテルと合意に達しない場合には、争奪戦がエスカレートすることも予想される。
【ジェノア】プレツィオージ会長、ペリン、ラマンナのどちらかは放出と明言
22歳でイタリア代表の第3GKを務めるマッティア・ペリン、その故障欠場の穴を埋めた3歳年上のエウジェニオ・ラマンナと、2人の好GKを擁するジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長は、4月13日、その去就について次のようにコメントした。
「ペリンとラマンナは2人ともレギュラー。どちらかが一方のサブを務めるのは正しくない。今夏には2人のうちどちらを手放すか、検討しなければならないだろう。ペリンが来シーズンも100パーセント残ると語ったことは知っている。
しかし彼はクラブの意向を理解しなければならない。彼がこのクラブに愛着を持っているのは知っているが、ここに残るためにどんな犠牲を払うつもりがあるのかが問題だ。いずれにしてもまだ時間はある。今後じっくり話をする機会もあるだろう」
ちなみにラマンナは2016年6月、ペリンは2017年までジェノアとの契約が残っている。
【パルマ】ビアビアニーと契約解除で合意
パルマはジョナタン・ビアビアニーと結んでいた2018年6月までの契約を双方合意の上で解除したと発表した。
ビアビアニーは今シーズン、心臓疾患が見つかったために長期欠場を余儀なくされてきたが、契約解除と引き換えに、昨年7月から未払いになっている給料の精算などについて一切の権利を放棄することでもクラブと合意している。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
インテルのロベルト・マンチーニ監督は「ハンダノビッチは世界最高のGK」と語っているが、2016年で切れる契約の延長交渉はまだ合意から遠い状況だ。
ローマが1年後の獲得に関心を示しているほか、プレミアリーグからも代理人にいくつかの打診がある模様。もしインテルと合意に達しない場合には、争奪戦がエスカレートすることも予想される。
【ジェノア】プレツィオージ会長、ペリン、ラマンナのどちらかは放出と明言
22歳でイタリア代表の第3GKを務めるマッティア・ペリン、その故障欠場の穴を埋めた3歳年上のエウジェニオ・ラマンナと、2人の好GKを擁するジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長は、4月13日、その去就について次のようにコメントした。
「ペリンとラマンナは2人ともレギュラー。どちらかが一方のサブを務めるのは正しくない。今夏には2人のうちどちらを手放すか、検討しなければならないだろう。ペリンが来シーズンも100パーセント残ると語ったことは知っている。
しかし彼はクラブの意向を理解しなければならない。彼がこのクラブに愛着を持っているのは知っているが、ここに残るためにどんな犠牲を払うつもりがあるのかが問題だ。いずれにしてもまだ時間はある。今後じっくり話をする機会もあるだろう」
ちなみにラマンナは2016年6月、ペリンは2017年までジェノアとの契約が残っている。
【パルマ】ビアビアニーと契約解除で合意
パルマはジョナタン・ビアビアニーと結んでいた2018年6月までの契約を双方合意の上で解除したと発表した。
ビアビアニーは今シーズン、心臓疾患が見つかったために長期欠場を余儀なくされてきたが、契約解除と引き換えに、昨年7月から未払いになっている給料の精算などについて一切の権利を放棄することでもクラブと合意している。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)