インテルはイタリアに戻りたいという本人の希望を頼りに。
【インテル】ヨベティッチ獲得へ、アプローチを継続
インテルはモンテネグロ代表FWステバン・ヨベティッチ(マンチェスター・シティ)の獲得に向けて、1月から継続的にアプローチを続けている。
選手サイドとは代理人を通してほぼ合意に達しているが、問題はマンCとのクラブ間交渉。買い取りオプション付きレンタルという形態を希望しているインテルに対し、マンCは完全移籍を要求している。妥協点になり得るのは買い取り義務付きレンタルという形態だが、いずれにしても移籍金を確定する必要がある。
インテルはイタリアに戻りたいというヨベティッチの希望を頼りに、何とかコストを値切りたいと考えているが、ユベントスも獲得に興味を示しており、今後争奪戦に発展する可能性もある。そうなると資金力という点でインテルは不利だが……。
【パリSG】ヤルモレンコ(ディナモ・キエフ)に興味
2016年でディナモ・キエフとの契約が切れるウクライナ代表FWアンドリー・ヤルモレンコに、パリSG移籍の可能性が出てきた。
ヤルモレンコにはローマもかねてから関心を持っているが、移籍交渉は具体的なレベルまで進むことなく現在に至っている。最近になって代理人になったミーノ・ライオラが自らの顧客(イブラヒモビッチ、マクスウェル)がいるパリSGに売り込みをかけており、パリSGサイドもこれに興味を示していることから、パリ行きの線が濃厚になりつつあるという状況だ。
【マルセイユ】ジニャクはディナモ・モスクワ行きが濃厚
今シーズン末でマルセイユとの契約が切れるフランス代表FWアンドレ=ピエール・ジニャクは、ディナモ・モスクワと来シーズンからの契約で合意に近づいている。
ジニャクにはナポリ、インテルも興味を示しているが、昨夏ディナモに移籍した代表のチームメイト、マテュー・ヴァルビュエナが間に立ってロシア行きを後押ししている上に、代理人のジャン・クリストフ・カノもかねてからディナモと良好な関係を築いており、このまま合意に達する可能性が高い。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
インテルはモンテネグロ代表FWステバン・ヨベティッチ(マンチェスター・シティ)の獲得に向けて、1月から継続的にアプローチを続けている。
選手サイドとは代理人を通してほぼ合意に達しているが、問題はマンCとのクラブ間交渉。買い取りオプション付きレンタルという形態を希望しているインテルに対し、マンCは完全移籍を要求している。妥協点になり得るのは買い取り義務付きレンタルという形態だが、いずれにしても移籍金を確定する必要がある。
インテルはイタリアに戻りたいというヨベティッチの希望を頼りに、何とかコストを値切りたいと考えているが、ユベントスも獲得に興味を示しており、今後争奪戦に発展する可能性もある。そうなると資金力という点でインテルは不利だが……。
【パリSG】ヤルモレンコ(ディナモ・キエフ)に興味
2016年でディナモ・キエフとの契約が切れるウクライナ代表FWアンドリー・ヤルモレンコに、パリSG移籍の可能性が出てきた。
ヤルモレンコにはローマもかねてから関心を持っているが、移籍交渉は具体的なレベルまで進むことなく現在に至っている。最近になって代理人になったミーノ・ライオラが自らの顧客(イブラヒモビッチ、マクスウェル)がいるパリSGに売り込みをかけており、パリSGサイドもこれに興味を示していることから、パリ行きの線が濃厚になりつつあるという状況だ。
【マルセイユ】ジニャクはディナモ・モスクワ行きが濃厚
今シーズン末でマルセイユとの契約が切れるフランス代表FWアンドレ=ピエール・ジニャクは、ディナモ・モスクワと来シーズンからの契約で合意に近づいている。
ジニャクにはナポリ、インテルも興味を示しているが、昨夏ディナモに移籍した代表のチームメイト、マテュー・ヴァルビュエナが間に立ってロシア行きを後押ししている上に、代理人のジャン・クリストフ・カノもかねてからディナモと良好な関係を築いており、このまま合意に達する可能性が高い。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)