セリエAのユベントスに所属するクリスチアーノ・ロナウドが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴った移動制限の規約を破った可能性があるようだ。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』や海外メディア『BeIN Sports』など、複数のメディアが「甘い旅行が一転、スターは再びルール違反を犯した」と一斉に報じている。

　報道によれば、C・ロナウドはパートナーであるジョルジーナ・ロドリゲスさんの27歳の誕生日を祝う旅行を楽しんだという。ふたりはトリノから車で２時間、約150km離れたクールマイヨールを訪れたようだ。

　スキーなどが有名なリゾート地で冬のアクティビティを満喫したふたりは、一泊した後にトリノに戻ったとされる。その際、ロドリゲスさんがC・ロナウドとスノーモービルを楽しむ様子の動画を自身のSNSに投稿。その後すぐに動画は削除されたものの、瞬く間に広まってしまった。

　現在、イタリアでは新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、「２月15日まで、仕事や健康上の理由など絶対的な必要性がない限り、イタリア各地への旅行は禁止する」と移動が規制されている。無許可で移動した場合、罰金が課せられるとのこと。

　C・ロナウドとロドリゲスさんはこの規約に違反した疑いがあるとし、イタリア当局ならびに警察の調査の対象になっているようだ。

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　35歳のポルトガル代表FWは、昨年10月にも同じような問題で調査を受けている。ユベントス内で新型コロナの陽性者が２人発覚し、隔離期間となっていたなか、C・ロナウドら一家がポルトガルに渡航したことが問題とされた。さらには、その後に自身の陽性が判明し、イタリアに戻った後に自主隔離している。

　その際、イタリアのスポーツ相であるピンチェンツォ・スパダフォーラは「スターだろうがルール違反に例外はない。自分を上だと思うな」と痛烈に批判。当時、C・ロナウドは「プロトコル違反はウソだ」と反論していたが…。

　今回の報道に対し、ユベントスや本人からの声明は出ていない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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