日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」は１月28日に第１回の理事会を開催。直後に初となるメディアブリーフィングをオンライン上で行なった。

　今年９月に開幕を迎える同リーグは、４月から「2021WEリーグ・プレシーズンマッチ」を行なうことが発表された。

　日程は４月24、25日のスタートから６月５日まで、11チームが全６節、22試合（各クラブホーム＆アウェー各２試合）を行ない、順位の決定は行なわない。

　全11クラブの参戦が決まっているなかで、全てのチームが対戦を行なえるわけではない。とはいえ、秋の開幕までの期間に「選手のコンディション維持」「運営面、チーム作りの場」またWEリーグ開幕に向けた「機運の醸成」「WEクラブ、リーグの認知向上」などを目的に実戦の場を設けた格好だ。

「基本的にはお客様を入れての開催」を目指しているものの、コロナ禍で地域によっての差もあるため、試合の主管であるホームクラブが、チケット販売、有料無料などを決める裁量が与えられた。

　そのほか、４月から７月までの期間で当該クラブ間の合意をもってプレシーズンマッチの開催が可能となる日程も用意されている。

　WEリーグの岡島喜久子チェアは開幕日を「９月11、12日あたりの中旬で決定している」と報告。また、前職の米国三大投資銀行のメリルリンチで豊かな人生を包括的にサポートする「ウェルスマネジメント」を長らく務めてきた経験をもとに「選手たちにお金の貯め方、運用の仕方を伝授していきたい」と教育にも熱心だ。

　２月には「女性活躍・理念推進部」を立ち上げ、プロ化にともない選手が不安に感じている部分にも寄り添っていきたいと語った。
 

　WEリーグ参入が決まっている“オリジナル11”は以下の通り

マイナビ仙台レディース
浦和レッドダイヤモンズレディース
大宮アルディージャVENTUS
ちふれASエルフェン埼玉
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
日テレ・東京ヴェルディベレーザ
ノジマステラ神奈川相模原
AC長野パルセイロ・レディース
アルビレックス新潟レディース
INAC神戸レオネッサ
サンフレッチェ広島F.C

「2021 WEリーグ プレシーズンマッチ」日程は以下の通り
第１節：４月24、25日
第２節：４月29日
第３節：５月８、９日
第４節：５月22、23日
第５節：５月29、30日
第６節：６月５日

また、以下の日程でも試合開催が可能となる
４月17、18日
５月１～５日
５月15、16日
６月19、20日
６月26、27日
７月３、４日
７月10、11日

構成●サッカーダイジェストWeb編集部