29年ぶりの全国の檜舞台で本領発揮
[高校選手権2回戦]堀越 1(4PK3)1 大社/1月2日(土)/駒沢
PK戦までもつれ込んだ激闘を動かしたのは、目の覚める電光石火の一撃だった。
ともに今大会初戦となった堀越(東京A)と大社(島根)の一戦は、前者が後半39分に同点に追いつかれながらもPK戦を制して、全国大会では29年ぶりとなる白星を挙げた。
久々の全国の舞台で「チームに緊張があって、想像以上に難しかった」(佐藤実監督)という堀越だったが、開始早々に均衡を破り、主導権を奪った。ファインゴールを決めたのは、3年生FWの尾崎岳人だ。
前半5分、「後ろにいる味方からのボールを信じて走るだけだった」と語る尾崎は、CB斎藤光(3年)が前線へ蹴り込んだロングボールに呼応。相手DFとGKの間に落ちたボールに素早く駆け出し、最後は身を投げ出しながらヘディングで渾身のシュートをねじ込んだのである。
PK戦までもつれ込んだ激闘を動かしたのは、目の覚める電光石火の一撃だった。
ともに今大会初戦となった堀越(東京A)と大社(島根)の一戦は、前者が後半39分に同点に追いつかれながらもPK戦を制して、全国大会では29年ぶりとなる白星を挙げた。
久々の全国の舞台で「チームに緊張があって、想像以上に難しかった」(佐藤実監督)という堀越だったが、開始早々に均衡を破り、主導権を奪った。ファインゴールを決めたのは、3年生FWの尾崎岳人だ。
前半5分、「後ろにいる味方からのボールを信じて走るだけだった」と語る尾崎は、CB斎藤光(3年)が前線へ蹴り込んだロングボールに呼応。相手DFとGKの間に落ちたボールに素早く駆け出し、最後は身を投げ出しながらヘディングで渾身のシュートをねじ込んだのである。
身長170センチと決して上背があるわけではない。それでも敵ゴール前でのチャンスを見逃さず、球際の強さも発揮したストライカーのワンプレーには、点取り屋としての嗅覚が感じられた。
金星の立役者ともなった尾崎は、「入り方は難しかった」と全国大会ならではの緊張を口にしながらも得点シーンについて、「練習でもやっていた形だった」と冷静に回想。そして、局面で発揮した嗅覚の“秘訣”を明かした。
「自分は小学生の時に野球をやっていたんです。だからボールの落下地点に入るのは慣れていました。相手よりも先に落ちてくるところを予測して動ける。そういう感覚というのはFWをやるにあたって活きていると思います。あとは後ろからのパスを信じて走るだけでした」
全国の檜舞台で本領を発揮した尾崎。値千金のゴールは、野球少年だった頃に磨いたセンスの賜物だった。
取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
金星の立役者ともなった尾崎は、「入り方は難しかった」と全国大会ならではの緊張を口にしながらも得点シーンについて、「練習でもやっていた形だった」と冷静に回想。そして、局面で発揮した嗅覚の“秘訣”を明かした。
「自分は小学生の時に野球をやっていたんです。だからボールの落下地点に入るのは慣れていました。相手よりも先に落ちてくるところを予測して動ける。そういう感覚というのはFWをやるにあたって活きていると思います。あとは後ろからのパスを信じて走るだけでした」
全国の檜舞台で本領を発揮した尾崎。値千金のゴールは、野球少年だった頃に磨いたセンスの賜物だった。
取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)