赤い彗星、劇的AT弾で逆転勝利! 5年ぶりの覇権奪還を狙う東福岡が難敵・作陽との死闘を辛うじて制す!【選手権】

カテゴリ:高校・ユース・その他

川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

2021年01月02日

実力伯仲の好勝負は東福岡(右)に軍配が上がった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[高校選手権2回戦]東福岡 2-1 作陽/1月2日(土)/等々力

 1月2日、第99回全国高校サッカー選手権大会は各会場で2回戦が開催され、等々力陸上競技場の第2試合では東福岡(福岡)と作陽(岡山)が対戦。試合終了間際のゴールで逆転した前者が2-1で競り勝った。

 試合はキックオフ直後から激しく動く。開始2分に東福岡はFW日高がGKを強襲する一撃を放つと、チーム全体が積極果敢な姿勢をみせる。左右にバランス良く散らしては、作陽DF陣に的を絞らせない。主導権を掌握した。

 それでも、先手を取ったのは作陽だった。前半10分、左CKからFW杉本がお得意のヘディングでゴールネットを揺らしたのだ。杉本は1回戦の2発に続く、頭での3連発。作陽自慢のリスタートが炸裂した。

 ビハインドを背負った東福岡は、ここからやや攻め急ぎが目立つようになる。局面での強引な仕掛けが多発し、GK徳本を中心とする作陽の堅固な中央ブロックを切り崩せない。じりじりした展開にあって、気の利いた動きを披露したのが東福岡の左サイドMF青木だ。確実にタメを作って味方の上がりを促し、縦へ横へとドリブルでスペースを蹂躙しては攻撃に厚みを加えた。

 すると34分、東福岡は意外にあっさりと同点に追いつく。裏のスペースに抜け出したMF遠藤がGK徳本との1対1を制して、左足で同点弾を流し込んだ。

 後半に入ると東福岡が一気にペースアップ。落ち着いた正確なパス回しと大胆なサイドチェンジを復活させ、守備でも相手のクサビのパスに守備陣が的確な対応をみせるなど、ピンチの芽を摘んでいく。とはいえ作陽は球際での強さが顕著で、おいそれと好機を与えてはくれない。後半半ばからゲームは膠着した。

 終盤、東福岡は再三のリスタートで作陽を追い立てるも得点を奪えず。防戦一方だった作陽は後半35分にPKの絶好機を掴んだが、MF中島の渾身ショットはポストに嫌われてしまう……。

 ドラマはアディショナルタイムに待っていた。東福岡はセットプレーの流れからゴール前に浮き球を送り、これを待ち受けた投入されたばかりのDF竹内がループ気味のヘディング弾をねじ込み、劇的な逆転ゴールとした。

“赤い彗星”が死闘を制し、ベスト16に駒を進めている。

取材・文●川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

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