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「できることはやった」J通算463試合出場、工藤浩平がトライアウトを自己評価。アジアカップ優勝メンバーも参加

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年12月24日

開催地・JFA夢フィールドを訪れていた内田篤人氏も顔を覗かせた

トライアウトに参加した36歳の工藤。J2千葉で今季は6出場試合に留まり、契約満了となった。写真:徳原隆元

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 12月24日にJFA夢フィールドで、日本プロサッカー選手会(JPFA)が主催する「JPFAトライアウト」1日目が開催。契約満了となった20歳から36歳まで総勢35人が参加し、新天地を手にするためアピールを行なった。

 元日本代表で2011年アジアカップの優勝メンバーでもある本田拓也や、Jリーグ通算463試合出場の工藤浩平、今季J2松本山雅FCで13試合に出場した服部康平ら実力者も名を連ねた、この日の“実技試験”。ピッチ脇では数多くのクラブ強化担当者や、J2・FC琉球の樋口靖洋監督も目を光らせたほか、同じ場所でトレーニング合宿を行なうU-19日本代表のロールモデルコーチを務める内田篤人氏も顔を覗かせた。

 そのなかで、参加選手たちはミニゲームやフルコートでの11対11などで、各々が気持ちの入ったプレーを披露。ピッチ上には常に指示の声が飛び交い、球際の激しさなどはまさに実戦そのもの。文字通り熱戦が繰り広げられた。
 
 試合後、オンライン会見に出席した36歳の工藤は「自分の今できることはやった」と自己評価し、手応えに関しては「点を取ったりアシストはしていないので、なかなか感じることはできなかったが、今自分がどれだけ動けるかとか、自分がまだまだプレーしたいという気持ちは出せた」と回答。そして最後は「長いことやってきたが、本当にここまで来るのが早かった」とプロ18年のキャリアを振り返ったうえで、今後に向けて「今コロナでこういう状況だが、サッカー自体がJ1からJ3まで全体的にもっともっと盛り上がっていってくれればと思う」とベテランらしく締めくくった。

 また、11対11でFWとCBをこなしユーティリティ性を見せ、ヘディングでゴールも奪った服部も会見に姿を見せ、「やれることを全部出した。悔いはない」と力強くコメント。希望の所属先については、「国内外問わず、1つでも上のカテゴリーでやりたい。やれるところがあればどこでも行く」と自身の姿勢を明かした。

 トライアウトは2日間開催され、25日の2日目には58名が参加予定だ。目をぎらつかせる参加選手たちは、新たな所属先を掴み取ることができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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