• トップ
  • ニュース一覧
  • 「あれは本当に息子なのか…」愛息の“唾吐き騒動”にレジェンドのテュラムも嘆き「批判は当然だ」

「あれは本当に息子なのか…」愛息の“唾吐き騒動”にレジェンドのテュラムも嘆き「批判は当然だ」

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年12月24日

本人は「誤った方法だった」と謝罪

息子マルクスの振る舞いを父リリアンは厳しく非難した。 (C) Getty Images

画像を見る

 愛息子の“愚行”に父親もショックを受けているようだ。

 物議を醸しているのは、現地時間12月19日に開催されたブンデスリーガ第13節のホッフェンハイム戦でのボルシアMGのマルクス・テュラムの振る舞いだ。78分に相手DFシュテファン・ポッシュと口論になったフランス代表FWは、面と向かって唾を吐き捨て、一発退場を命じられたのだ。

 レ・ブルーにも招集されている有望株の行ないには非難が集中。本人は自身のSNSを通じて、「本質とは異なる絶対にあってはならないことだ。意図的ではなく、誤った方法で相手に反応して、偶発的に怒ってしまった」と謝罪したものの、ボルシアMGは公式ホームページで給料1か月相当の罰金処分を発表した。

 年明けのリーグ戦数試合での出場停止も見込まれ、チームメイトにも負担をかけることになってしまったM・テュラム。そんな23歳を嘆いたのが、他でもない父親のリリアン・テュラムだ。

 かつてパルマやユベントスで活躍し、フランス代表としても自国開催となった98年のワールドカップ制覇にも貢献したレジェンドは、母国のラジオ局『RCI Guadeloupe』で「とてもショックだった」と本音を口にした。
 
「私も試合を見ていたが、『あれは本当に私の息子なのか?』と自分に問いかけたぐらいにショックだったよ。騒動の後に、私は彼からカッとなって相手を罵倒し、意図せず唾を吐き出したと説明されたよ。彼は、意図的ではなかったということを弁明したいようで、『パパ、僕は誰かに唾を吐くような人間であるとみんなに思われたくはないんだ』と言っていた」

 メディアやファンからの非難が集中していることについても「それは当然のこと」とL・テュラムはキッパリと言い切っている。

「メディアや巷で何を言われても今回は反論の余地はないよ。フットボールのフィールド上に存在してはいけない振る舞いをしたのだから、与えられた罰を受け入れなくてはならない。私は彼の成長の為にもそれが当然だと思っている」

 偉大なる父からもお灸を据えられたM・テュラム。すでに社会奉仕活動への参加も決めているという逸材は、この一件で人間としても成長できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【関連記事】
「呆れ果てた」“ツバ吐き”行為で一発退場のフランス代表2世FWに、ボルシアMG史上最高額の罰金処分が決定
「エレベーターで唾を吐くと聞いていたが…」名将リッピが中国を語る。新型ウイルスの影響に何を想う?
<2020ベストヒット!>「信じられない経験をした」F・トーレスが日本時代を回想!「だから1年しか滞在しなかった…」
「もう無理だとさえ感じた…」フランスの伝説DFテュラムが明かす“最も悩ませた選手”は?
“偉大なる父親”に「DFなんてやるな」と言われて大成! フランス代表に初招集されたマルキュス・テュラムに注目だ

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ