メッシとC・ロナウドを抑えてFIFA年間最優秀選手に
ポーランドの“異才”はプロキャリア14年目でようやく世界の頂点に立った。
現地時間12月17日、2020年のFIFA年間表彰式「ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ」がオンライン形式で開催され、最も注目を集めた男子の最優秀選手賞にはバイエルン・ミュンヘンに所属するポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキが輝いた。
現在32歳のゴールゲッターは、チャンピオンズ・リーグで得点王(15点)に輝き、バイエルンの6度目の欧州制覇の立役者に。ブンデスリーガでも歴代4位の34ゴールを挙げてトップスコアラーとなって、前人未到の8連覇に大きく貢献していた。
最終ノミネートに残ったリオネル・メッシとクリスチアーノ・ロナウドという当代屈指のスターを抑えて、栄冠を手にしたレバンドフスキは、「特別な気持ちだ。全ての努力が報われたと思うし、何よりもチームメイトたちなしではありえなかったから彼らにも感謝したい」と謙虚に喜んだ。
今や“現代最強”のストライカーと言っても過言ではないレバンドフスキにも、憧れを抱いたレジェンドがいる。英公共放送『BBC』のラジオ番組「BBC Radio 5 Live」のインタビューで、幼少期に夢中になったアイドルを本人が語っている。
「僕の小さい頃の夢は8万人規模の大きなスタジアムでプレーすることだった。ただ、その時にはポーランドにトッププレーヤーがいなかったから、より世界に目を向けていたね。その時にハマったのが、ティエリ・アンリさ。たしか14歳ぐらいだったと思う。彼はゴールだけでなく、チームのために何かができる選手だった」
現地時間12月17日、2020年のFIFA年間表彰式「ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ」がオンライン形式で開催され、最も注目を集めた男子の最優秀選手賞にはバイエルン・ミュンヘンに所属するポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキが輝いた。
現在32歳のゴールゲッターは、チャンピオンズ・リーグで得点王(15点)に輝き、バイエルンの6度目の欧州制覇の立役者に。ブンデスリーガでも歴代4位の34ゴールを挙げてトップスコアラーとなって、前人未到の8連覇に大きく貢献していた。
最終ノミネートに残ったリオネル・メッシとクリスチアーノ・ロナウドという当代屈指のスターを抑えて、栄冠を手にしたレバンドフスキは、「特別な気持ちだ。全ての努力が報われたと思うし、何よりもチームメイトたちなしではありえなかったから彼らにも感謝したい」と謙虚に喜んだ。
今や“現代最強”のストライカーと言っても過言ではないレバンドフスキにも、憧れを抱いたレジェンドがいる。英公共放送『BBC』のラジオ番組「BBC Radio 5 Live」のインタビューで、幼少期に夢中になったアイドルを本人が語っている。
「僕の小さい頃の夢は8万人規模の大きなスタジアムでプレーすることだった。ただ、その時にはポーランドにトッププレーヤーがいなかったから、より世界に目を向けていたね。その時にハマったのが、ティエリ・アンリさ。たしか14歳ぐらいだったと思う。彼はゴールだけでなく、チームのために何かができる選手だった」
アーセナルの黄金期を牽引したアンリへの想いを熱っぽく語ったレバンドフスキは、「ロベルト・バッジョやアレッサンドロ・デル・ピエロにも憧れたけど、一番はいつも彼だった」と続け、その凄みを強調した。
「アーセナル時代のプレーはテレビの中継や録画したビデオで何度も見たよ。あらゆる状況にあっても、彼は絶対に簡単にゴールを奪ってしまう。右足だろうと左足だろうと、ゴールから距離があっても、全てが彼にかかれば、簡単に見えてしまうんだ。僕は彼から多くのインスピレーションを得て、ゴールを奪うコツを学んだ」
熱烈なアンリ・マニアぶりを明かしたレバンドフスキだが、「でも、今は僕がポーランドの子どもたちのアイドルになれていたら嬉しいね」と、母国のサッカー少年たちへメッセージを発信している。
「僕はひたすらアンリのような選手になりたいと思ってきたけど、今の子どもたちにはロベルト・レバンドフスキになりたいと思ってほしいね。僕は数人の選手からアイデアを得て、こうなれた。そして大人になってからアンリに会った時に、『君のシャツをくれないか』と言われたよ。あの瞬間は、『わお! あなたは僕のアイドルなのに!?』って驚いたね。夢は必ず叶うんだ」
今やワールドクラスのストライカーとなったレバンドフスキ。その姿にポーランドの、いや、全世界の子どもたちが憧れを抱いていることだろう。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
「アーセナル時代のプレーはテレビの中継や録画したビデオで何度も見たよ。あらゆる状況にあっても、彼は絶対に簡単にゴールを奪ってしまう。右足だろうと左足だろうと、ゴールから距離があっても、全てが彼にかかれば、簡単に見えてしまうんだ。僕は彼から多くのインスピレーションを得て、ゴールを奪うコツを学んだ」
熱烈なアンリ・マニアぶりを明かしたレバンドフスキだが、「でも、今は僕がポーランドの子どもたちのアイドルになれていたら嬉しいね」と、母国のサッカー少年たちへメッセージを発信している。
「僕はひたすらアンリのような選手になりたいと思ってきたけど、今の子どもたちにはロベルト・レバンドフスキになりたいと思ってほしいね。僕は数人の選手からアイデアを得て、こうなれた。そして大人になってからアンリに会った時に、『君のシャツをくれないか』と言われたよ。あの瞬間は、『わお! あなたは僕のアイドルなのに!?』って驚いたね。夢は必ず叶うんだ」
今やワールドクラスのストライカーとなったレバンドフスキ。その姿にポーランドの、いや、全世界の子どもたちが憧れを抱いていることだろう。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部