現地時間12月15日、ブンデスリーガの第12節が行なわれ、長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトは、ホームにボルシアMGを迎えた。

　ホームチームでは今シーズンでブンデス最年長の長谷部が５試合ぶりに３バックの中央で先発し、鎌田はベンチスタートとなった。一方のアウェーチームも前節から７人を入れ替える先発でこの一戦に臨んだ。

　試合の主導権を握ったのはホームチームだった。24分にシュティンドルに先制点を許しながらも、21分、相手DFのエリア内ハンドで獲得したPKを、アンドレ・シウバがきっちり決めると、24分には流れからA・シウバがドッペルバックを達成し逆転。さらに、32分にはＡ・シウバのアシストからバルロクが３点目を決め、前半だけでスコアを３-１とする。

　後半はお互いに中盤の主導権を争い一進一退の攻防が続く。長谷部は巧みなラインコントロールでチームをコンパクトな状態に保ち、要所で存在感を示した。81分にダビド・アブラアムがこの日２枚目のイエローカードで退場処分となり、数的不利に陥る。

　90分、バルコクのエリア内のファウルでシュティンドルにPKを決められ、１点差に詰め寄られ、36歳のベテランは落ち着いて試合を捌くが、90+５分にシュティンドルにこの日３点目を許してしまう。

　90+２分には鎌田がピッチに投入されたが、試合はそのまま３-３で終了。フランクフルトは惜しくも、10月３日以来となる勝利を手にすることは叶わなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部