「攻撃陣と中盤の選手はこのルールに好意的だが…」
国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が、名将アーセン・ヴェンゲル氏のオフサイド改定案を支持しているようだ。英紙『The Sun』が報じている。
現行のオフサイドルールでは、攻撃側の選手が後方から2番目の相手選手の位置より、身体の一部でも相手ゴール側に出ていれば反則を取られる。しかし、部位が飛び出していたかどうかなど、際どいジャッジが物議を醸すことは少なくない。
特にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が本格的に取り入れられるようになったここ数年は、その機会が多発。毎週のようにオフサイドが議論の対象となっており、元オランダ代表FWマルコ・ファン・バステン氏は、「オフサイドは廃止しても良い」と訴えていたほどだ。
そのなかで、アーセナルの指揮官を長年務め、現在はFIFAのグローバル開発部門の責任者でもあるヴェンゲル氏は今年の初めに、次のような考えを発表していた。
「ゴールを決められる身体の一部(頭、胴体、足)のどこかが、最終ラインのDFと並んでいれば、他の部分が出ていてもオフサイドにならない、というのを推奨したいと思っている。これで物事が整理されれば、皆が『鼻先が出ていた!』と論議しなくて済むし、ミリ単位のことを話さなくて済む」
現行のオフサイドルールでは、攻撃側の選手が後方から2番目の相手選手の位置より、身体の一部でも相手ゴール側に出ていれば反則を取られる。しかし、部位が飛び出していたかどうかなど、際どいジャッジが物議を醸すことは少なくない。
特にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が本格的に取り入れられるようになったここ数年は、その機会が多発。毎週のようにオフサイドが議論の対象となっており、元オランダ代表FWマルコ・ファン・バステン氏は、「オフサイドは廃止しても良い」と訴えていたほどだ。
そのなかで、アーセナルの指揮官を長年務め、現在はFIFAのグローバル開発部門の責任者でもあるヴェンゲル氏は今年の初めに、次のような考えを発表していた。
「ゴールを決められる身体の一部(頭、胴体、足)のどこかが、最終ラインのDFと並んでいれば、他の部分が出ていてもオフサイドにならない、というのを推奨したいと思っている。これで物事が整理されれば、皆が『鼻先が出ていた!』と論議しなくて済むし、ミリ単位のことを話さなくて済む」
サッカーの在り方を大きく覆しかねないこの大胆なアイデアには大反響。様々な意見が飛び交い、その後の動向に注目が集まっていた。そんななか、FIFAのトップがそれに賛同。インファンティーノ会長はこう意見を述べている。
「オフサイドルールはこの100年の間に進化してきた。アーセンと我々の審判長であるピエルルイジ・コッリーナは、それをより良いものにして、攻撃的なサッカーを育成することができるかどうかを議論している。
改善されれば、VARで見られるような『ぎりぎりのオフサイド』はなくなるだろう。攻撃陣と中盤の選手はこのルールに好意的だが、ゴールキーパーとディフェンダーは心配している。国際サッカー評議会は今月後半にこれに対処することになるだろう」
先月にはリーズのFWパトリック・バムフォードがクリスタル・パレス戦で同点ゴールを決めるも、前に出した腕がオフサイドラインを超えていたとしてゴールが取り消されるなど、今季だけでも物議を醸した判定を挙げればきりがない。議論に本腰を入れる必要があることは間違いない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【画像】物議醸す、バムフォードのオフサイド判定はこちら
「オフサイドルールはこの100年の間に進化してきた。アーセンと我々の審判長であるピエルルイジ・コッリーナは、それをより良いものにして、攻撃的なサッカーを育成することができるかどうかを議論している。
改善されれば、VARで見られるような『ぎりぎりのオフサイド』はなくなるだろう。攻撃陣と中盤の選手はこのルールに好意的だが、ゴールキーパーとディフェンダーは心配している。国際サッカー評議会は今月後半にこれに対処することになるだろう」
先月にはリーズのFWパトリック・バムフォードがクリスタル・パレス戦で同点ゴールを決めるも、前に出した腕がオフサイドラインを超えていたとしてゴールが取り消されるなど、今季だけでも物議を醸した判定を挙げればきりがない。議論に本腰を入れる必要があることは間違いない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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