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【神戸】課題は明白…ACL勝ち上がりの鍵はセットプレー対策にアリ!山口蛍は「しっかり分析してやっていかなければ」

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2020年12月05日

PKも含めれば再開後の5失点がすべてセットプレー

山口は水原三星戦後、「引きずることなくラウンド16で勝てるように頑張りたい」と抱負を述べた。(C)VISSEL KOBE

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 ヴィッセル神戸は12月4日、ACLのグループステージ6節で韓国の水原三星と対戦。0-2で敗れた。

 三浦淳寛監督は以下のように試合を振り返る。

「今日の試合について、結果を出せれば良かったですが、残念ながら負けてしまいました。ただ、あくまでもラウンド16からが勝負になりますから、いろいろな組み合わせなど選手のコンディションを含めて選手の起用を考えました。

 よくできた部分と、そうではない部分、特に失点シーンというのは、やはりセットプレーからですから、そこの修正を含めて2日間しっかりと次に向けて、ベストメンバーで戦えるようにいい準備をしたいと思います」

 すでにグループ首位突破を決めていたとあって、水原三星戦の敗戦は大した痛手ではない。しかし、ここからは一発勝負の決勝トーナメントに入る。一度も負けは許されない。
 
 課題は明白。ずばりセットプレー対策である。

 再開初戦となったグループステージ3節の広州恒大戦(○3-1)はCKからオウンゴールを献上し、続く4節の広州恒大との2戦目(●0-2)はエウケソンに直接FKを決められた。さらにこの6節の水原三星戦もCKからヘディングを見舞われている。その他ふたつの失点もPKからと、すべてセットプレーからゴールを許しているのだ。

 水原三星戦で先発出場したDFの山川哲史は「失点は、セットプレーからの形でやられているのが明白なので、次の試合に向けてできる練習時間は短いですが、映像で確認したりして、それぞれ思っている事も話し合って、共有してやっていきたいと思います」と言う。

 さらに同じく先発出場のボランチ山口蛍は「対策というより防げるものが沢山あると思います。そこを自分たちで見つめ直して、しっかり分析してやっていかなければならない」と釘を刺した。

 次戦のラウンドは中国の上海上港との対戦(12月7日)。いずれも元ブラジル代表のMFオスカールやFWフッキを擁する強敵だ。神戸にとっての朗報は監督とのトラブルが噂されるフッキがベンチ外の状態が続いていることだが、それでも油断はできない相手である。

 果たして神戸は試合までにどこまで改善できるのか。見ものだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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