【日本代表】“デュエルマスター”遠藤航が明かす「マウスピース」に隠されたプロ意識

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年11月15日

「守備的な選手が注目されるようになってくれればうれしい」

マウスピースは赤と青があると明かした遠藤。(C)JFA

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 日本代表は11月15日、遠征先のオーストリア・グラーツからオンライン会見を実施。MF遠藤航が登場し自身のプレーの進化と、“秘密兵器”のマウスピースに隠された想いを明かした。

 13日に行なわれたパナマ戦で遠藤は、ハーフタイムから交代出場すると、チームを機能させ、決勝点のPK獲得に繋がる縦パスも披露し、主役級の働きを見せた。

 パナマ戦でのハイパフォーマンスの秘密について、遠藤は「元々自分の特長として持っていた部分」としながらも、「ポジショニングは意識している」と以下のように説明した。

「相手がどうプレッシャーをかけているのか、味方がどこにいるのか、3-4-3でやるのか、後ろ4枚でやるのか、相手のシステムなどをいろいろ考えたうえで、自分がどういうポジションをとってボールを受けたら良いのか、どこでもらえばさらに縦にボールをつけやすくなるのか、そういうポジショニングはすごく意識しているので、ここ最近の変化はそういうところなのかな」
 
 また、パナマ戦でも着用していた事を明かしていたマウスピースへの質問が及ぶと、「話すと長くなっちゃうので、別の機会で詳しく話したい」としながらも隠された想いを語った。

「基本的には歯を守るというところ」だが、「自分のイメージとして、球際が強い、デュエルが強いというイメージが浸透しつつあるので、ファイターらしく見えるかな」というイメージ戦略の部分もあるという。

「守備的MFというのはなかなか注目されづらい。前のアタッカーが注目されがちでそこはしょうがないというか、割り切って僕らもプレーしていますけど、僕みたいなあまり目立つタイプじゃない選手や、守備的な選手たちが注目されるにはどうすれば良いのかというところも考えています。たまたま、ブンデスで(デュエル)勝利数1位というのを今取り上げてもらっていて、デュエルマスターなんて呼ばれたり、ちょうどそういうタイミングなので、マウスピース付けて、守備的な選手が注目されるようになってくればうれしいし、サッカーの見方、サポーターの見方が少し変わってくればなという想いもあります」

 パナマ戦では交代出場から試合の流れを変えるという大きな働きをした遠藤。現地17日のメキシコ戦でも注目を集める活躍を期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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