約１年間、現場を離れていた智将の復帰は、そう遠くはないようだ。

　現地時間11月２日、英スポーツ衛星チャンネル『Sky Sports』の番組『Monday Night Football』に出演したマウリシオ・ポチェティーノが、「再開のための準備はできている」と語ったという。英紙『The Sun』など複数のメディアが報じている。

　以前よりも髪を伸ばした姿で登場したポチェティーノは、「サッカーを愛しているし、それが僕の仕事だ。新しい仕事を始めるときになったら、この長い髪はカットするつもりだ」と語った。

　このアルゼンチン人指揮官には、イングランドのマンチェスター・ユナイテッド、スペインのレアル・マドリー、ロシアのゼニトといったクラブが関心を示しているとされる。この日、司会者に「プレミアリーグへの復帰を望んでいる？」という質問をされると、「分からない。ただ、どんなドアを閉めるつもりもないし、可能性はいくらでもある」と回答したという。
 

「私は本当に若いころに、サッカーの道へ進むことを選んだ。どのプロジェクトが私にとって正しいのか、確信が持てなければならない。今は（新型コロナの影響で）とてもクレイジーな状況で、サッカーだけではなく、様々なことが以前とは異なっている。ただ、私にはエネルギーが満ち溢れているし、サッカーのチーム、試合にかかわりたいと思っているよ」

　また、この日の中継にはレスターのブレンダン・ロジャース監督が出演した。ポチェティーノは司会者に促されると、「久しぶりだね。君の仕事は相変わらず素晴らしい」と賛辞を送った。

　これに、ロジャース監督は「ありがとう。今は素直にその言葉を受け止めるよ」と応じ、「君と鉢合わせることがなくてありがたいよ（笑）。もう６か月は経った？また近いうちに会えることを祈ってる」と語りかけた。

　ポチェティーノは「たぶんそのくらい（笑）。ああ、また近いうちに会おう」とニヤリ。司会者も「こんな穏やかなやり取りのはこの日限りかもね！」とはやし立てたようだ。

　48歳の指揮官の選ぶ新たな挑戦の場は、果たしてどこになるのか。引き続き熱い視線が注がれそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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