「プレミア制覇には20年はかかる」往年の名手ギグスがマンUの“盟主再興”を説く「新しい選手を入れても…」

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年10月31日

「クロップが何をしたかを考えてほしい」

ファーガソン体制下で最後の戴冠を遂げて以来、マンチェスター・Uはプレミアリーグタイトルから遠のいている。 (C) Getty Images

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 盟主再興への道のりは険しい。

 名将アレックス・ファーガソンが退任した2012-13シーズンを最後にプレミアリーグ制覇から遠のいているマンチェスター・ユナイテッド。その間に大枚を叩いて、数多くのスターを獲得して強化を図ってきたが、かつてのような安定した強さを取り戻せずにいる。

 18年12月には、ファーガソンの教え子でもあるオレ・グンナー・スールシャールを招聘(正式就任は19年3月)。2年目の昨シーズンは、浮き沈みがありながらもリーグ3位と好成績を収めたが、優勝争いも期待された今シーズンは、開幕から低調なパフォーマンスに終始して15位に沈んでいる。

 復権への土台作りもままならないマンチェスター・Uの現状にOBも悲痛な声をあげている。現在ウェールズ代表監督を務めているライアン・ギグスは、元リバプールのジェイミー・キャラガーのポッドキャスト番組『The Greatest Game』において、「(プレミアリーグタイトルまでは)間違いなく10年以上はかかる」と厳しい意見を口にした。

「10年から12年の時間が必要なのは100パーセントだ。もしかすると、15年か、20年ほどかかるかもしれない。有能なプレーヤーと財源を有する(ユルゲン・)クロップと(ジョゼップ・)グアルディオラがいるうちはなおさらだ」
 
“ジャックナイフ”の異名をとった現役時代にはファーガソンの薫陶を受け、マンチェスター・Uの黄金期を支えたギグス。そんな往年の名手は、トップリーグ制覇に30年を擁したリバプールを引き合いに出し、「ユナイテッドも再び成功を掴むためには時間がいる」と強調した。

「リバプールが1990年にリーグ優勝をした時には、誰もがすぐに彼らが勝つと思っていた。だけど、彼らは再び頂点に立つのにあれだけの時間をかけた。クロップでさえ4年半も必要としたんだ。だから長い時間がいる。

 クロップが何をしてきたかを考えて欲しい。彼はシーズンごとにチームを改善していき、勝利を重ねて、チャンピオンズ・リーグも制した。それによって、プレッシャーが少し軽減されたと思う。ユナイテッドは新しい監督や選手を迎え入れると、『彼らがリーグ制覇に導いてくれる』と思われがちだが、実際はそうじゃない」

 今夏にエディンソン・カバーニやアレックス・テレスといった実力者を加えながら、いまだその効果が表れていない名門は、レジェンドの辛辣な意見をどう捉えるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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