【札幌】「面白いと思うものを見せなければ、それはサッカーではない」J1通算200勝達成、ミシャ監督が示した強い信念

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年10月24日

史上3人目、外国人指揮官では初の偉業達成

本拠地で外国人指揮官史上初となる、J1通算200勝を達成したペトロヴィッチ監督。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1リーグ24節]札幌3ー0横浜FC/10月24日(土)/札幌ドーム

 10月24日、北海道コンサドーレ札幌は3-0で、ホームに迎えた横浜FCを見事撃破。この勝利で“ミシャ”の愛称で親しまれているペトロヴィッチ監督は史上3人目、外国人指揮官では初となるJ1通算200勝を達成した。

 2006年にサンフレッチェ広島で日本でのキャリアをスタートさせたペトロヴィッチ監督。その後浦和レッズを経て、現在の札幌では2018年から指揮を執っていた。そして足掛け15年、ついにたどり着いた金字塔。

 試合後200勝を祝い真っ赤な花束も受け取った指揮官は、フラッシュインタビューで大記録について次のように語った。

「もちろん節目の200勝は嬉しい。ただ、あまりそうした数字にはあまり興味がない。大事なことは今日もいい戦いをして、いい勝利を挙げたこと。そのことによってクラブの方々、応援してくれた方々が喜んでくれたことが、私にとって嬉しい出来事。J1で何勝したかっていう話はキャリアを終えたときに、振り返ればいい」

 あくまでチームの勝利が第一優先であり、個人記録は二の次と、その熱い胸の内を明かした63歳の熟練監督。

 さらに、200勝達成記念Tシャツに身を包んで臨んだオンライン会見では、自身のサッカー観についても改めて詳しく話している。
 
「やはりプロの世界である以上、勝敗には常にこだわってやっていかなければいけない。それはまず念頭に置かなければいけない。ただ90分間我々のサッカーを見ている人たちに、『サッカーは楽しいんだ』ということ、『我々のサッカーは面白いんだ』ということを、我々は提供しなければいけない。

 私は63歳になって、これまで数多くの指導者の下でプレーしてきた。そしてこれまでに多くの試合を監督として経験してきた。そういうなかで私自身、やはり改めて思うことは、サッカーは多くの人たちが見るなかで、楽しませるものでなければいけない。90分の間だけは日常を忘れて楽しむ。見ている人が面白いと思うものを見せなければ、それは私のなかではサッカーではない」

 勝利にこだわる強い姿勢を見せるなかで説いた、「楽しませる」ということ。相反する2つのようにも思えるが、志向するアグレッシブにボールを奪いにいく攻撃的サッカーで、指揮官はここまで200の勝利を積み重ねてきた。

 この記録はまだまだ通過点に過ぎないはずだ。201勝、そしてさらなるその先へ―。“ミシャ”の挑戦はまだまだ終わらない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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