昨季の三冠を支えた堅守は見られず。
ホームでFC東京を迎え撃ったG大阪は、微妙なジャッジにも助けられる形で2点のリードを奪ったが、残り15分で2失点を喫し、開幕戦を引き分けで終えた。
【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・1節
【J1採点&寸評】全9カードの評価をチェック!
ACLの2試合も含めると、3試合はいずれも2失点。昨季の三冠を支えた堅守の面影は、今のところ見当たらないのが実情だ。
終了間際の90+1分、クリアミスのような形から失点に関与したCBの岩下敬輔は、「結果が自信につながっていくと思うから、そこは内容よりも勝ち切りたかった。2点を取ってくれて十分だったけど、すごくもったいないゲームになってしまった」と肩を落とした。
武藤嘉紀に喫した1失点目に象徴されるように、現在のG大阪は守備の人数が揃っていても、簡単に失点を喫してしまう脆さがある。
FC東京戦だけに限った話ではないが、岩下も「シビアに対応しないといけないし、なんでもない失点だった。(守備の)人も揃っているし、もっと(プレーを)はっきりしてやれれば」とコメントしている。
もっとも、耐久性の低下は守備陣だけの問題ではない。岩下は2-0とリードしてからのゲーム運びについて言及する。
「2点を取った後、3点目を取りに行きながら、逆に大事に、大事に行き過ぎた部分があった。リアクションというか、曖昧でどっち付かずの感じのまま決められてしまったので、そこは修正していければ」