【ブンデス20-21開幕ガイド】新シーズンのみどころをチェック!ブンデスリーガ全18チームの注目ポイント第5回

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遠藤孝輔

2020年09月15日

過密日程から解放されて上位進出の期待がかかる

ベテランらしくチームに落ち着きを与える長谷部と、進境著しい鎌田。2人の日本人がフランクフルト躍進のカギを握る。(C) Getty Images

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 昨シーズンの興奮も冷めやらぬ中、2019-20シーズンのブンデスリーガ開幕が9月18日に迫っている。圧倒的な強さでCL制覇を飾ったバイエルン、若手逸材を多く揃えるドルトムント、日本人選手が在籍するフランクフルト、ブレーメン、ウニオン・ベルリン、シュツットガルト、ビーレフェルトなど、新シーズンも注目のクラブが目白押しだ。
 
 6回に分けて全18クラブのみどころを紹介していく第5回は、フランクフルト、RBライプツィヒ、マインツだ。
 
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■フランクフルト19-20シーズン:9位)
監督:アディ・ヒュッター
 
 出番が減っていたミヤト・ガチノビッチを譲渡した代わりに、ホッフェンハイムから左右両サイドで機能するスイス代表のスティーブン・ツバーを獲得。同じく存在感が希薄だったデヤン・ヨベリッチを武者修行に出した(→ヴォルフスベルガー)FWには、オランダでプロへの扉を開いたドイツU-21代表のラグナル・アチェ(←スパルタ)を補強した。
 
 肝心の主力候補に関しては、ここまで補強も放出もない。アンテ・レビッチ、ルカ・ヨビッチ、セバスティアン・アレと中心選手を一挙に3枚も失った1年前とは異なり、静かな夏を過ごしている。後述する鎌田大地の契約問題は気がかりだが、3年目のアディ・ヒュッター監督はかなり落ち着いた状態でチームの強化に専念できるだろう。
 
 3シーズンぶりに欧州カップ戦不参加となり、過密日程から解放される今シーズンは、リーグ戦での躍進が期待される。実際、6~9位でのフィニッシュを予想する現地メディアは少なくない。戦術浸透や選手間の相互理解が進んでいる強みも楽観論の背景にある。
 
 キーマンを挙げれば、得点源のCFアンドレ・シウバ、リーグ屈指のクロッサーであるフィリップ・コスティッチ、攻守両面の貢献度が高いリベロの長谷部誠、不動の守護神ケビン・トラップ。なかでも注目はやはり長谷部だろう。一部で「現役ラストシーズン」とも囁かれるベテランの勇姿に、日本のみならずドイツのファンも視線を注ぐことだろう。
 
 戦力的な上積みをもたらしそうなのは、進境著しい鎌田。質の高いドリブルやパスに加え、プレースキックでチャンスメークする日本代表アタッカーは、コスティッチの突破力に頼りがちなチームの攻撃に創造性をもたらす貴重な存在で、前線のレギュラー候補では最年少の96年生まれと伸びしろをまだまだ残している。課題の得点力アップに期待だ。
 
 その鎌田はフランクフルトとの契約が来年6月に切れる。延長を望むクラブとの交渉がまとまらず、10月5日の移籍期限までに新天地を求める可能性がゼロではない。ヒュッター監督が全幅の信頼を寄せるアタッカーの流出は是が非でも避けたいところだが……。
 
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