マンチェスター・シティを退団し、レアル・ソシエダへの加入を発表した元スペイン代表MFダビド・シルバが18日、自身のSNSを更新。退団を惜しむクラブによって作られた特別映像を公開し、ファンの間で大きな話題となり、現在も反響が拡大している。

　10年もの月日を過ごし、チームの中心として数々の歴史を作り上げてきたクラブに別れを告げたシルバ。そんな彼が「ホームでは65ものアシストをしたけど、みんなはどれが１番好き？チームを離れても僕の心はずっと青色だよ」と綴り、今回公開したのは自身のスポンサーを務めるプーマとのドラマティックなコラボ映像だ。

　おもむろにシティの本拠地エティハド・スタジアムに足を踏み入れたシルバ。すると目の前に広がるのは、ピッチの上に無数に置かれたスパイク。実はこれ、彼がこのスタジアムでアシストを記録した全ての場所に置かれていたのだ。その数なんと65。さらにスパイクの横には、アシストを決めた際の思い出の写真も一緒に置かれていた。

　元スペイン代表戦士は写真を手に取り、一つひとつ思い出を丁寧に振り返る。それに合わせてスタジアムの大型ビジョンでは、彼の心情を投影するかのように、チームを44年ぶりのプレミアリーグ優勝へと導いた2012年クイーンズ・パーク・レンジャーズ戦のCKなどといった数々の名シーンが映し出される。

　それを見つめまた満面の笑みを浮かべるシルバ。その表情は、彼がシティで過ごした濃密で充実した日々を感じさせるものだった。そして動画の最後には、「グラシアス ダビド」と締めくくられている。

　このエモーショナルな映像に、世界中のファンからは以下のようなコメントが数多く寄せられている。
 

「退団時にこんな素敵な演出があるなんて(涙)」
「シティやることがかっこよすぎるだろ。泣くわこんなん…」
「エティハドでの魔法の10年！」
「頼むから離れないでくれ！」
「なんか涙が出てきた。これからも応援し続けます！！ありがとう」

　創造性豊かなプレーから“魔術師”とも称される天才レフティーは、新天地ではどんなアシストを魅せてくれるのだろうか。10年ぶりに母国に凱旋したシルバのプレーに注目だ。
　
　なお、シティの公式YouTubeチャンネルでは、この特別映像のロングバージョンが公開されている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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