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【J1】サッカーダイジェスト担当記者が2015シーズンを展望 清水編|攻守で課題は少なくない

カテゴリ:Jリーグ

増山直樹(サッカーダイジェスト)

2015年03月01日

2年目の大榎監督は、助っ人ふたりをどう組み込むのか。

前線では新外国人選手ふたりの活躍に期待。最終ラインは2月22日の甲府戦でも試されたように、CBタイプを4人並べる形が有力か。/フォーメーション内、赤字の選手は新戦力。

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 2004年以来の2ステージ制で開催される2015シーズンのJ1が、いよいよ3月7・8
日に開幕する。果たして、開幕戦に臨む各チームの仕上がりはいかなるものか。
 
 ここでは、15位に沈んだ昨季からの挽回を狙う清水をクローズアップ。オフからの動向を踏まえ、今シーズンを展望する。
 
――◆――◆――
 
清水エスパルス
昨季リーグ成績:15位(J1) 勝点36 10勝6分18敗 42得点・60失点
 
Q
オフの採点。 補強を含めたここまでの準備は100点満点で何点?

40点

 元ナイジェリア代表のウタカ、元オーストラリア代表のデュークを2月21日に獲得。左伴新社長が就任早々に宣言した「助っ人獲得」を有言実行し、レンタルバックばかりが目立った今オフ中盤までの“悲壮感”は和らいだ。

 ただし、戦術面を含む開幕への準備は他チームと比べて遅れていると言わざるを得ない。攻撃においては、ただでさえ在籍する選手数が多いなか、いまだ「最適の組合わせが定まらない」(大榎監督)ため連係に不安が残る。一方の守備も、昨季の苦戦の主因となった失点の多さ、特に「クロスとセットプレーへの対応はまだまだ」(本田)といった状況だ。
 
Q
昨季から大きく変わった点は?

 昨季はノヴァコヴィッチが君臨した最前線に、前述の助っ人ふたりが加入した。彼らによる2トップも想定され、その際にはフィニッシュの局面で違いを生み出してくれるだろう。

 また、就任2年目の大榎監督が開幕から指揮を執る初めてのシーズンとなる。一丸となって勝ち取った残留を経て、指揮官の求心力は高い水準を維持しており、石毛や加賀美らユース監督時代に育て上げた若手も多い。チームの団結力では昨季以上か。
 
Q
チームの最大の強みと懸念材料は?

 新外国籍選手のプレーは楽しみだが、コンディションとコンビネーションを考えれば現段階で過度な期待はできない。キャンプから比較的好調な大前、村田の両翼に、ウタカのキープ力とデュークの機動力が加われば、前線は他チームにも劣らない強みになるのだが……。

 懸念は守備だ。22日の甲府戦では完封したものの、ニューイヤーカップの3試合で8失点を喫した。CBタイプを4人並べる最終ラインが予想されるが、ボランチとのマークの受け渡しやポジショニングの甘さは相変わらずで、一度失点すると“ずるずると”ゴールを割られ続ける精神的な脆さも改善の余地あり。
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