【セルジオ越後】ビジャレアル移籍は悪くない選択。しかし久保に足りないものは…

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2020年08月14日

ドリブルばかりしても結果に結びつかなければ意味がない

ビジャレアルへの移籍が決定。19歳のMFは来季どんなプレーを見せるのか。(C)Getty Images

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 久保にとってビジャレアル移籍というのは、悪くない選択じゃないかな。昨季在籍していたマジョルカより少しステップアップしたのは間違いない。今のレベルを考えると、収まるべきところに収まったという印象だ。

 パリ・サンジェルマンやバイエルンをはじめ、ミランやセビージャなど強豪クラブから興味を示されていたなんて報道もあったけど、どこまでが本当かは分からない。まだまだビッグクラブでプレーできるほどの実力はないし、ましてやレアル・マドリーに戻って活躍するなんて、当分先の話だろうからね。

 昨季のデータを見て、久保のドリブル数やその成功率がリーグで上位だと騒がれているけど、そんな記録だけで持ち上げているのは日本のメディアくらいだ。実際にはシーズン前半にはあまり出番が得られずに、最終的には4得点どまり。この数字では物足りないし、実際にマジョルカを降格の危機から救えなかった。PKやFKを任されていたわけではなく、エースと言えるほどの信頼は得られなかった。

 つまりドリブルばかりしても結果に結びつかなければ意味がないんだ。メッシやネイマールというドリブラーがなぜ評価されているか。簡単な話だ。結果を残しているからだよ。
 

 プロの世界は結果がすべて。ビジャレアルにいけば、マジョルカ以上に厳しい要求を迫られるだろう。

 久保がさらにステップアップを果たすには、まだまだ足りないところがたくさんある。例えばキック力。日本ではゴールシーンが何度も繰り返し放送されるから勘違いされがちだけど、昨季はミドルシュートで相手のゴールを脅かすシーンは数えるほどだった。力の乗り切っていないシュートを放ち、GKに簡単にキャッチされることのほうが多かったよ。その点、日本と現地での評価には差があるように思う。

 そして、なにより不足しているのはハングリーさだ。これは日本人全体に言えること。歴史を振り返っても、日本人はビッグクラブで活躍できていないよね。ある程度まではいくけど、そこから先に壁がある。

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