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南野拓実、プレミア初ゴールは来季にお預け…リバプールはクラブ最多勝点記録を更新して有終の美

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年07月27日

8試合ぶりに先発起用された南野

時折、鋭い動きからチャンスを生み出した南野だったが、得点だけは奪えなかった。 (C) Getty Images

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 現地時間7月26日、プレミアリーグ最終節が開催され、リバプールは13位のニューカッスル・ユナイテッドと対戦した。

 前節に難敵チェルシーとの壮絶な打ち合いを5-3で制したリバプール。敵地に乗り込んだ今節は先発5人を入れ替え。30節のエバートン戦以来、8試合ぶりにスタメンで抜擢された南野拓実は、3トップの左ウイングで起用された。一方、ニューカッスルの武藤嘉紀はベンチスタートとなった。

 試合はホームチームが王者から先手を取る波乱の幕開けとなる。

 24秒過ぎだった。ハーフウェーライン付近でFKを得たニューカッスルはシェルビーがクイックリスタート。そのロングボールに抜け出したゲイルが相手守護神アリソンとの1対1を難なく制した。

 スタメン起用された若手SBのN・ウィリアムスのラインコントロールのミスから失点したリバプールは、直後から圧倒的にボールを支配してワンサイドゲームを展開。かたや守勢に回ったニューカッスルは、自陣に下がってゴール前のブロックを固めた。

 リバプールが攻勢に出るなかで、南野は3トップの中央に位置したオリギとポジションを変えながらチャンスに絡む。28分には、素早いターンから敵バイタルエリア中央まで持ち込んで、強烈なミドルシュートを放ったが、惜しくも相手GKドゥブラフカの好守に阻まれた。

 やや攻めあぐねていたリバプールだったが、38分に同点とする。右サイドをえぐったチェンバレンのクロスを、FKの流れから敵エリア内に残っていたファン・ダイクがヘディングシュートをねじ込んだのだ。
 
 1-1で迎えた後半も、前半同様に一方的に攻め込んだリバプールは、59分に逆転する。バイタルエリアやや左でボールを受けたオリギがカットインから右足一閃。狙いすましたシュートがゴール右下隅へ突き刺さった。

 逆転から間もなくしてリバプールは、64分にサラー、フィルミーノ、マネを投入。攻守に奮闘した南野はここでお役御免となり、プレミアリーグ初ゴールは来シーズンへと持ち越しとなった。

 その後、88分にマネのシーズン18点目でニューカッスルを突き放したリバプールは、3-1で勝利。30年ぶりのトップリーグ制覇を果たしたシーズンを、クラブ史上最多勝点記録(99)を更新して締めくくった。

 1月にリバプールに移籍して間もなくして、新型コロナウイルスによるリーグ中断という難しい時を過ごした南野は、プレミアリーグ10試合に出場して0ゴール・0アシストと目に見える結果を残せないまま、今シーズンを終えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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