智将サンパオリも驚いたエピソード
驚きのエピソードが明らかになった。
証言者となったのは、チリのデポルテス・イキケに所属するアルゼンチン人MFグスタボ・ロレンゼッティだ。
かつてチリの名門ウニベルシダ・デ・チレでもプレーした名手は、当時の同僚だったギジェルモ・マリーノが遅刻した際に口にした驚愕のコメントを、『Lado B』というテレビ番組のインタビューで明らかにした。
「ある日の練習に遅刻してきたギジェルモは、チームの前で言ったんだ。『僕は宇宙人に誘拐された。それで遅れたんだ』とね」
証言者となったのは、チリのデポルテス・イキケに所属するアルゼンチン人MFグスタボ・ロレンゼッティだ。
かつてチリの名門ウニベルシダ・デ・チレでもプレーした名手は、当時の同僚だったギジェルモ・マリーノが遅刻した際に口にした驚愕のコメントを、『Lado B』というテレビ番組のインタビューで明らかにした。
「ある日の練習に遅刻してきたギジェルモは、チームの前で言ったんだ。『僕は宇宙人に誘拐された。それで遅れたんだ』とね」
すでに引退をしているマリーノだが、かつてはアルゼンチンの名門ボカ・ジュニオルスで10番を背負ってプレー。2007年にはコパ・リベルタドーレス制覇も経験した。そんな百戦錬磨の戦士が放った言い訳のような発言にロレンゼッティも、「耳を疑った」という。
だが、至って真剣なマリーノの様子に「次第に本当なんじゃないかと周りも感じていた」とロレンゼッティは、こうも語る。
「彼は宇宙人にさらわれた自分が感じたものを全て説明した。『自分の魂を奪って分析する』とか、『“旅”の間はずっと世話してくれた』とか、そんな話を真面目に話したんだ。ギジェは真面目な人間で、彼はその手のことをかなり信じていた。多くの本を読んでいたし、ディスカバリーチャンネルのような人だった。だから、僕は彼の言うことを信じたんだ」
さらにロレンゼッティは、「当時の監督だったサンパオリもたぶんギジェの言い分を信じていた。罰金処分も免除されたんじゃないかな」とコメントしている。
マリーノは本当に宇宙人と遭遇したのか――。信じるか信じないかは、あなた次第だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部