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【J再開後の注目株|北九州】新型コロナ“第2波”に揺れるホームタウン。難局のチームで存在感を示すキャプテンの矜持

カテゴリ:Jリーグ

上田真之介

2020年06月08日

小林監督は「我々にできることでチャレンジする」

キャプテンを務める川上。開幕戦でのダービー、福岡戦にはCBとして先発した。(C)SOCCER DIGEST

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 新型コロナウイルス感染症の影響による活動休止を経て、グループ練習から全体練習へと移行しようとした矢先、ホームタウンの北九州市が感染の第2波に襲われた。

 5月19日に練習を再開し、順調にコンディションを戻してきていたが、リーグの再開(J2は6月27日)が決まるとほぼ同時に、練習メニューを再び後退させることになった。

 それでも前向きに活動している。チームを率いる小林伸二監督は5月29日にオンライン上での記者会見を開き、「(試合日程が)決まったのでフォーカスしてやれる。現状に応じてチャレンジしていく。我々にできることでチャレンジする」と強調。全員が揃っての練習ができないことも想定しながら再度の開幕に備える。
 
 そのなかで再開後のキーパーソンになるのが、キャプテンの川上竜だ。シーズン前から「サポーターの熱い想いと期待は僕たちも感じ取っている。あとは選手たちがピッチで表現して必ず勝利したい」と奮闘を誓い、福岡と対戦したリーグ開幕戦でも存在感を示した。

 福岡市出身の川上にとって特別なダービーマッチだったが、「チームとして戦ったのでそういう想いは試合の時は置いていった」と目の前の勝負にこだわり、ほぼ満員のホーム・ミクスタで躍動した。
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