【J公式ベストイレブン選手別受賞回数ランキング】1位は遠藤保仁。では、2~10位は?

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2020年06月01日

名古屋でストイコビッチ監督を男にした闘莉王は何位?

ベストイレブン受賞回数は実に12回。遠藤の偉大さを改めて物語る実績だ。写真:サッカーダイジェスト

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 1993に開幕したJリーグも、今年で28年目。今や日本を代表するプロリーグで、Jリーグアウォーズで発表されるベストイレブンも大きなトピックのひとつだ。Jリーグの監督、選手による投票結果を基にまずは「優秀選手」が選ばれ、そこから11人が絞り込まれるという流れで決まるわけだが、ここでは、1993年~2019年のJリーグアウォーズで発表されたベストイレブンの選手別受賞回数を紹介したい。

 1位はガンバ大阪のMF遠藤保仁で、受賞回数は実に12回。J1制覇2回、リーグカップ優勝2回、天皇杯制覇5回、ACL優勝1回などタイトルを複数獲得し、G大阪が国内3冠を達成した14年シーズンはJリーグのMVPにも輝く。J1最多出場記録更新は確実で、日本代表の国際Aマッチ出場最多記録保持者でもあり、当然の結果と言っても大袈裟ではないだろう。ちなみに、遠藤のベストイレブン受賞歴は、03~12年、14年、15年となっている。

 2位はDFの田中マルクス闘莉王で、受賞回数は9回。浦和時代は06年のJ1制覇、07年のACL優勝に大きく貢献し、名古屋時代は10年にリーグタイトルをもたらしてストイコビッチ監督を男にした。力強い守備はもちろん、FW顔負けの得点力が魅力で文字通りピッチを支配する試合は少なくなかった。闘莉王のベストイレブン受賞歴は04~12年(06年はMVPも受賞)で、浦和と名古屋に黄金期をもたらした重要戦力と結果的に言えるだろう。
 
 3位は川崎のバンディエラである中村憲剛で、受賞回数は8回。プロならではのパスワーク、卓越した戦術眼を主武器に川崎のリーグ連覇(17~18年)、昨季のルヴァンカップ制覇につながった働きは記憶に新しい。ジュニーニョ、大久保嘉人、レナト、鄭大世らがゴールを量産できたのは、このパサーがいたからとそう断言していい。そんな中村のベストイレブン受賞歴は、06~10年、16~18年。16年に36歳で受賞したリーグMVPは“ベテランの誇り”として後世に語り継がれていくに違いない。

 4位は小笠原満男(元鹿島)、楢﨑正剛(元名古屋)、中澤佑二(元横浜)と説明不要のレジェンドが顔を並べる。次の頁で10位までのランキング表を紹介するが、面白いのは10位までにランクインしたFWが中山雅史ひとりという点だ。ゴールという結果に左右されやすく、強力な助っ人が多いFWというポジションで、中山が4回も受賞したのはある意味快挙と言える。

 
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