「本当にいい選手だな」と思った東京の同僚は?
過去の名勝負を放送する「DAZN」の「Re-Live」で配信中の、2008年の「東京ダービー」の解説を務めた羽生直剛氏。2002年に筑波大学からジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド千葉)に加入し、攻撃的MFとして活躍。08年に移籍したFC東京では、通算8シーズンに渡って主力を担い、レジェンドのひとりとなった。
ジェフ時代の恩師イビチャ・オシム監督の下で日本代表でもプレーした名手が、16年に渡る現役生活の中で、もっとも衝撃を受けた選手は誰だったのか――。
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ジェフ時代の恩師イビチャ・オシム監督の下で日本代表でもプレーした名手が、16年に渡る現役生活の中で、もっとも衝撃を受けた選手は誰だったのか――。
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「衝撃を受けた」というフレーズでくくるなら、最初に思い浮かぶのは浦和のエメルソン選手ですね。大卒で入ってルーキーの時に対戦した時は、「こんな選手がいるのか」と驚かされました。圧倒的なスピードがあって、技術も高くて、シュートも決める。ドリブルが始まったら、止められないみたいな印象でしたね。
衝撃度で言えば、ジェフでチームメイトだった(元韓国代表・現FCソウル監督)チェ・ヨンス選手も負けていなかった。シュート練習でほとんど外しません。「絶対的なストライカー」というのは、これほどすごいのかと思わされました。
そのチェ・ヨンス選手と同じくらい、練習中にヘディングでもボレーでもシュートを外さなかったのが、日本代表で一緒にプレーした高原(直泰)選手です。ボールを持ったら、独力でシュートまで行けるし、日本にもこんな万能なストライカーがいるのかと衝撃を受けました。
衝撃とは違うのですが、「本当にいい選手だな」と思ったのは、東京で同僚だったルーカス選手です。フォワードも中盤もできるし、どんな役割でもこなせる。献身性もあって、人間的にも素晴らしい。日本で長くプレーした理由が分かりますよね。派手さはないのですが、どんなチームに行っても活躍できた選手だと思います。
守備をしていて、翻弄されたのが中村俊輔選手です。サイズがあって、懐が深くて、全然取れないところにボールを置く。そのうえ、あの大きいキックフェイントもある。ボールを奪える気がしませんでしたね。
衝撃度で言えば、ジェフでチームメイトだった(元韓国代表・現FCソウル監督)チェ・ヨンス選手も負けていなかった。シュート練習でほとんど外しません。「絶対的なストライカー」というのは、これほどすごいのかと思わされました。
そのチェ・ヨンス選手と同じくらい、練習中にヘディングでもボレーでもシュートを外さなかったのが、日本代表で一緒にプレーした高原(直泰)選手です。ボールを持ったら、独力でシュートまで行けるし、日本にもこんな万能なストライカーがいるのかと衝撃を受けました。
衝撃とは違うのですが、「本当にいい選手だな」と思ったのは、東京で同僚だったルーカス選手です。フォワードも中盤もできるし、どんな役割でもこなせる。献身性もあって、人間的にも素晴らしい。日本で長くプレーした理由が分かりますよね。派手さはないのですが、どんなチームに行っても活躍できた選手だと思います。
守備をしていて、翻弄されたのが中村俊輔選手です。サイズがあって、懐が深くて、全然取れないところにボールを置く。そのうえ、あの大きいキックフェイントもある。ボールを奪える気がしませんでしたね。