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「アンリが得点しようものなら…」マンU史に残る点取り屋ファン・ニステルローイの“エゴ”を元同僚が語る

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年04月20日

「頭がおかしいと思った」エピソードとは?

個性豊かな面々が揃っていた当時のユナイテッドでも際立ったキャラクターを発揮していたのが、ファン・ニステルローイだ。 (C) Getty Images

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 ワールドクラスのストライカーはやはり負けず嫌いな性分なのだろう。かつてマンチェスター・ユナイテッドを牽引した大型CFルート・ファン・ニステルローイも、その一人だ。

 英紙『The Sun』で元ユナイテッドの面々が明かしたところによれば、ファン・ニステルローイは、プレミア得点王を争っていたティエリ・アンリ(アーセナル)がゴールを決めた試合後には不機嫌になっていたという。

 ユナイテッドには2001年7月からおよそ5年間在籍したファン・ニステルローイは、クラブ通算219試合で150ゴールと圧倒的な戦績をマーク。2000年代初頭のクラブ黄金期を支えた。

 そのオランダ人ストライカーの“宿敵”となったのが、アーセナルの主砲アンリである。ファン・ニステルローイが在籍した5シーズンでフランス人FWは実に4度もプレミアリーグ得点王に輝いていた。

 そんなライバルに対し、ファン・ニステルローイは日頃から強烈なライバル心を燃やしていたようだ。元イングランド代表MFのポール・スコールズは、あるエピソードを語っている。

「ファン・ニステルローイは本当に冷酷なまでのストライカーで、ゴールのために生きていたような男だ。得点をしてもしなくても、彼が試合の後、チームバスに乗って最初に行なうことはアンリが得点をしたかを確認することだった。

 それでアンリが得点しようものなら、彼は家に帰るまで誰とも話をしていなかったね。彼はユナイテッドだけではなく、どのチームでも得点王になることに必死だったと思う」
 

 これに同調したのが、同じくユナイテッドのレジェンドであるリオ・ファーディナンドだ。かつてプレミア屈指のCBとして活躍した男も、ファン・ニステルローイの得点への“執着心”には舌を巻いている。

「彼はなんというか凄かった。あるとき、チームが3-1か4-1で勝って、ファン・ニステルローイも1点取った試合があったんだけど、試合後に彼はロッカールームでテレビを見ていて、急に座り込んでしまったんだ。

 私が『どうかしたのか?』と語りかけたら、『なんでもないよ、構うな』と言っていたけど、どうやらアンリが同じ日に別の試合で2点取ったからゴール数で抜かれてしまったみたいで、それでかなり打ちひしがれていたよ。俺は隣に座りながら、『こいつは頭がおかしい』と思ったよ」

 エゴイスティックなまでの向上心とライバルへの闘争心を持ち続けたファン・ニステルローイ。それこそが彼をワールドクラスのストライカーとして成長させた何よりの要因なのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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