• トップ
  • ニュース一覧
  • 「『あの警官をぶっ殺す!』って…」元マンU戦士キーン、カントナがキレた“イスタンブールの夜”を回想

「『あの警官をぶっ殺す!』って…」元マンU戦士キーン、カントナがキレた“イスタンブールの夜”を回想

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年04月02日

トルコで見た「恐ろしいビジネス」とは?

若かりしカントナを怒らせたトルコでの出来事とは? (C) Getty Images

画像を見る

 今から27年前、トルコでサッカー界を震撼させる出来事が起きた。

 1993年11月3日、チャンピオンズ・リーグの予選2回戦の第2レグ。敵地イスタンブールで、ガラタサライと対戦したマンチェスター・ユナイテッドは窮地に立たされていた。ホームでの第1レグを3-3で引き分けていた彼らは、スコアレスのまま、フルタイムを迎えようとしていたのだ。

 レッドブルデビルズにとって絶体絶命のピンチの場面で、事件が起きる。90分に入った瞬間に、クルト・ロスリスベルガー主審が試合終了を告げるホイッスルを鳴らすと、ユナイテッドの選手たちが猛抗議。そして、烈火のごとく暴言を浴びせたエースのエリック・カントナが退場となったのだ。

 この騒動は、後に当時、チームに所属していた元イングランド代表DFのガリー・パリスターが、「あれはスポーツとは関係のないところで圧力があった。僕らは恐ろしいビジネスを見た」と多数のユナイテッドの選手が地元警察にも襲われたことを明かし、大事へと発展した。

 あれから時が過ぎ、当時のことをよく知る人物たちが改めて“事件”の舞台裏を明かした。元アイルランド代表のロイ・キーンと、退場処分を受けたカントナだ。
 

 英紙『The Sun』によれば、ガラタサライ戦にスタメンで出場していたロイ・キーンは、カントナ自伝本『キング・エリック』の中で、当時のロッカールームの様子をこう振り返っている。

「ドレッシングルームに戻ってきたエリックは怒り狂っていた。彼は警棒を振るってきた悪徳警官たちを懲らしめようと外に出ようとしていたんだよ。本気だった。ガタイが良くて、強かった彼は、大真面目に言ったんだ。『あいつらをぶっ殺してやる』とね」

 そのとき、ファーガソン監督やスタッフ、さらに選手たちから、「今はトルコ人しかいない。そこに君が言っても敵わない」と抑えられたというカントナ本人は、問題の警官たちについて、「どう考えてもクソだった」とこき下ろしている。

「俺が最もイライラしたのは、警官だけじゃなく本来彼らが取り締まるべき刑務所にいるような連中も一緒になって警棒で殴ってきたことだ。もちろん、チャンピオンズ・リーグで敗退したこと、ロスタイムがなかったこと、退場になったことにもムカついたが、あのクソ警官に後ろから殴られたことは許せなかった。たとえ、いま会っても、殴りに行くだろうね」

 警備が厳重化し、選手たちの安全が保たれるようになった今では、考えられないエピソードだが、全て実話である。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【関連記事】
「愛し合ってる老人を見ているようだ…」“名手”カントナ、大不振の古巣マンUを独特すぎる表現で皮肉る!
「恐怖の事件」「椅子に縛りつけられて…」元イングランド代表DFが自宅で覆面強盗団に襲われる!
「超クールな背中」「正直ダサい…」デパイの衝撃タトゥーと“本物”のライオンの2ショットに賛否!
ポグバ復活の秘密は「奇抜なヘアスタイル」にあり!? マンUの“王様”カントナが独自の分析
「我々は神の虫けらのように…」UEFA式典でのカントナの“迷スピーチ”にメッシやC・ロナウドもぼう然。一体何が?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ