マドリーの苦悩…パートタイム的な働きしか期待できないベイルと今夏に決別できるのか

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2020年03月31日

手放したいマドリーと残りたいベイル

マドリーは来シーズンも貢献度の低いベイルに高いサラリーを払い続けるのか。(C)Getty Images

画像を見る

 この夏もまた、レアル・マドリーはガレス・ベイルの処遇に頭を悩ませそうだ。

 2013年にトッテナム・ホットスパーからレアル・マドリーに加入したベイルの現行契約は2022年6月まで。しかし、チーム内におけるプレゼンスは確実に低下しており、もはや戦力とは言えない状況で、来シーズンはジネディーヌ・ジダン監督のチーム構想から完全に外れるだろうとも言われている。

 このベテランウインガーを手放したいマドリーにとって厄介なのは、手取り年俸1億4500万ユーロ(約181億2500万円)を受け取っているベイルに、クラブを離れる気持ちがないこと。また今シーズン、パフォーマンスを大きく落としていることから、昨夏に移籍成立直前で破断になった中国の江蘇蘇寧のようなクラブがふたたび現われる可能性も、極めて低いと見られている。
 
 ベイルは怪我が多く、マドリー入団以来、全体の47%のプレータイムにしか出場していない。しかも、来シーズンの開幕を迎えるころには31歳になっている。プレミアリーグへの復帰の可能性はほぼ皆無に等しく、他に受け入れ先があるとすればMLSだろうが、こちらは現時点で噂にすら上っていない。

 パートタイム的な働きしか期待できないことを承知でチームに残すのか、あるいは最後の手段として、マドリーが年俸の一部を負担する形での移籍を働きかけるのか。

 もし残留となれば、ベイル自身は昨夏にジダン監督から受けた冷たい仕打ちをいまだに根に持っているだけに、来シーズン以降も両者の微妙な関係が続くことになりそうだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
【関連記事】
「僕は破り捨てた…」ディ・マリアが明かしたW杯決勝前にマドリーから届いた“失望の手紙”。その内容は?
「誰かが僕を裏切ったんだ…」元マドリーFWが明かしたオランダの同胞による“リーク事件”とは?
「居眠り事件」「出場時間は半年で54分」元フランス代表の“10番”が失意のマドリー時代を回顧!
スペイン紙が“コロナ禍後”のマドリー先発イレブンに久保建英を選出!「失った幻想を取り戻す」
「もう君は必要ない」「出てけ!」ベイル、またゴルフ動画をアップして“炎上”! 確信犯的な振る舞いに非難殺到

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ