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「誰かが僕を裏切ったんだ…」元マドリーFWが明かしたオランダの同胞による“リーク事件”とは?

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年03月30日

ロッベン、ドレンテ、スナイデル、ファン・デルファールトの誰かが――。

マドリーでの飛躍が期待されながらも、鳴かず飛ばずに終わったフンテラール(中央)。当時、仲間から裏切られたことを明かした。 (C) Getty Images

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「オランダに新エースになる」

 今から11年前、当時26歳だったクラース=ヤン・フンテラールに、そんな期待を抱いた人は少なくないかもしれない。

 だが、2009年1月にアヤックスからレアル・マドリーへ鳴り物入りで加入したフンテラールは、チーム内での熾烈な競争に敗れ、わずか半年でミランへと移籍。そこからシャルケに渡り、17年の夏に古巣アヤックスへ復帰した。36歳となった彼のキャリアは、「ワールドクラスになる」と期待されていたことを考えると、いささか寂しいものになってしまった。

 そんなオランダ代表FWのキャリアにおけるターニングポイントとも言えるマドリーへの移籍。その当時の興味深いエピソードが明らかになった。スペイン紙『Marca』によれば、デビューして間もなくフンテラールはチームメイトに裏切られたという。それも同胞の誰かによって――。

 マドリー加入から1か月の頃だった。途中出場が続き、5試合で152分間しか出場機会を得られていなかったフンテラールについて、「早くもマドリードを離れたがっている」という記事がスペイン紙『AS』の一面を飾ったのである。

 記事を書いた記者と面識がなかったフンテラールは、驚きを隠せなかったという。なぜなら、掲載されていた「この状態が続けば、僕は出て行く」というコメントは、チームメイトだったアリエン・ロッベン、ロイストン・ドレンテ、ラファエル・ファン・デルファールト、ヴェスレイ・スナイデルという同胞4人とのディナーで口にした冗談だったからだ。

 フンテラールはすぐさま犯人捜しに奔走。信頼を置いていた『Marca』のフアン・イグナシオ・ガルシア・オチョア記者に対して、こう語ったという。

「フアン、誰は犯人だと思う? あの夕食会は、記事が出る前日のことだったから最悪さ。そこにはドレンテ、ロッベン、ファン・デルファールト、スナイデルしかいなかった。誰かが僕を裏切ったんだ。なぜだか分からないけどね。

 友人同士のほんの冗談だったのさ。たしかに少しだけイライラしていたから、そんなことは言ったけど、6年契約を結んでいるから、1か月で去るわけがないのに」

 この一件は、過渡期にあった当時のマドリーを象徴するような出来事とも言える。ちなみに半年後に退団することになったフンテラールだったが、この“リーク事件”の容疑者を二人にまで絞り込んでいると口にしながらも、最後まで当事者の名前は出さなかったという。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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