「ユニホームを交換することで合意していた」
2019年1月21日、クリスチアーノ・ロナウドはユベントスに移籍してから初めてPKを失敗した。ポルトガルのスターにイタリアで唯一となる屈辱を味わわせたのは、当時キエーボでプレーしていた守護神ステーファノ・ソッレンティーノだ。
3月28日、セリエAで363試合に出場した大ベテランが、イタリア衛星放送『Sky Sport』のインタビューで当時を回想。「試合後にユニホームを交換することでC・ロナウドとは合意していたんだ。でも、PK失敗で彼はかなり怒っていた」と話している。
「彼は最高級のカンピオーネだ。負けることを望まない(※試合はユベントスが勝利している)。あれは彼にとってイタリアで初めてのPK失敗だったんだ」
3月28日、セリエAで363試合に出場した大ベテランが、イタリア衛星放送『Sky Sport』のインタビューで当時を回想。「試合後にユニホームを交換することでC・ロナウドとは合意していたんだ。でも、PK失敗で彼はかなり怒っていた」と話している。
「彼は最高級のカンピオーネだ。負けることを望まない(※試合はユベントスが勝利している)。あれは彼にとってイタリアで初めてのPK失敗だったんだ」
ソッレンティーノによれば、C・ロナウドは賛辞を寄せつつも、ユニホームを交換することがなかったという。怒りで忘れていたのかもしれない。41歳の大ベテランは、「ロッカールームに続くトンネルで、友人のパウロ・ディバラと話していたんだ」と続けた。
「通りすがりに、C・ロナウドはわたしに手を差し出し、褒めてくれた。ただ、顔つきは暗かったね。ユニホームもくれなかった。結果的には、ディバラのユニホームをもらったからよかったけどね」
C・ロナウドとユニホームを交換する機会は限られている。2018-19シーズン後に一線を退いたソッレンティーノに、もうそのチャンスは訪れない。だが、サッカー界の歴史をつくった男とのPK勝負を制したエピソードは、彼のキャリアにおける勲章と言えるだろう。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部