上層部の内紛に対するものか? それとも――
今年1月に加入し、低迷していたミランを復活させたズラタン・イブラヒモビッチの契約延長は確実かと思われていた。だが、上層部の対立から、今シーズンいっぱいで契約満了となる去就は、不透明となっている。
クラブOBのパオロ・マルディーニとともに、「チーフフットボールオフィサー」の肩書でテクニカル部門を率いてきたズボニミール・ボバンは、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』のインタビューで、イバン・ガジディスCEOとの間に溝があることを事実上認めた。
これを受け、地元メディアは、ボバンが近く退任することになったと報道。マルディーニも退団の可能性が騒がれている。それにより、今後のミランはガジディスCEOとその部下たちが主導してチームを編成する見通しだ。
そのガジディス派が、若手重視路線なのは、若手育成の手腕に定評のあるマルコ・ジャンパオロ(すでに解任されているが……)を招聘した昨夏の動きからも周知のとおりだ。そのため、自身を獲得したボバンとマルディーニがいなくなれば、イブラヒモビッチがミランを去る可能性も少なくない。
クラブOBのパオロ・マルディーニとともに、「チーフフットボールオフィサー」の肩書でテクニカル部門を率いてきたズボニミール・ボバンは、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』のインタビューで、イバン・ガジディスCEOとの間に溝があることを事実上認めた。
これを受け、地元メディアは、ボバンが近く退任することになったと報道。マルディーニも退団の可能性が騒がれている。それにより、今後のミランはガジディスCEOとその部下たちが主導してチームを編成する見通しだ。
そのガジディス派が、若手重視路線なのは、若手育成の手腕に定評のあるマルコ・ジャンパオロ(すでに解任されているが……)を招聘した昨夏の動きからも周知のとおりだ。そのため、自身を獲得したボバンとマルディーニがいなくなれば、イブラヒモビッチがミランを去る可能性も少なくない。
また、ガジディス一派は、レッドブル・ライプツィヒのスポーツディレクターを務めているラルフ・ラングニックとコンタクトを取っているとされる。監督交代となれば、10月で39歳になるイブラヒモビッチは構想外になるかもしれない。
そんななか、現地時間3月5日、イブラヒモビッチは自身のSNSに「情熱をもってやれ。そうじゃないならやるな」との一文を投稿した。これが一体何を言及したものなのかは不明だ。
イブラヒモビッチはこれまでも謎めいた投稿をし、自身のブランドのプロモーションだったこともある。だが、ボバンやマルディーニとガジディスの内紛が騒がれ、今後が取りざたされているこのタイミングでの投稿だけに、大きな注目を集めたのは言うまでもない。
もしもイブラヒモビッチがミランを退団する場合、年齢が年齢だけに、現役引退につながる可能性もある。ガジディスとイブラヒモビッチは、どのような決断を下すのか。今後の進展が注目される。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部