「メッシはシャビであり、イニエスタでもあり…」
今年1月にヴィッセル神戸でのプレーを最後に、現役を退いた元スペイン代表FWのダビド・ビジャが、現代サッカー界のメガクラックに対する考えを明らかにした。
英公共放送『BBC』のインタビューに応じたビジャが語ったのは、バルセロナ時代の戦友であるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシについてだ。
2010年の夏にバレンシアからバルサに加わり、3年にわたってメッシとともにプレーしたビジャは、サッカー界の天才に対する持論を展開した。
「誰がそう言い始めたかはわからないが、『メッシはメッシであり、シャビでもあり、イニエスタでもあり、求めるなら時にはセルヒオ・ブスケッツにもなり得る』。僕も同じ考えだと思っている」
英公共放送『BBC』のインタビューに応じたビジャが語ったのは、バルセロナ時代の戦友であるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシについてだ。
2010年の夏にバレンシアからバルサに加わり、3年にわたってメッシとともにプレーしたビジャは、サッカー界の天才に対する持論を展開した。
「誰がそう言い始めたかはわからないが、『メッシはメッシであり、シャビでもあり、イニエスタでもあり、求めるなら時にはセルヒオ・ブスケッツにもなり得る』。僕も同じ考えだと思っている」
さらにビジャは、バルサの10番がどのポジションで最も活きるのかという問いへの“最適解”について、自らの考察を語った。
「メッシのベストポジションはどこか? よく聞かれるんだけど、それは僕も分からないんだ。彼は9番タイプではないし、かといって10番でもない。だが、最高のアシストをするパサーでもある。大柄な選手ではないが、ヘディングでもゴールを決める。なんでもできてしまうんだ」
では、メッシに弱点はあるのか? ビジャはこう続けた。
「僕らは、メッシが右足でなら巧くシュートを打てないと考えている。けど、彼は右足でも完璧なゴールを決めてしまうんだ。きっとゴールキーパーでプレーしても、うまくやれると思うよ。それがメッシの現実なんだ。彼に隙はないよ」
20年に及んだキャリアでEURO(08)とワールドカップ(10)の得点王になった経験を持つ点取り屋ビジャをして、「弱点はない」と言わしめてしまうメッシ。やはりその能力は、唯一無二というほかにない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部