マンUとの交渉も認める
今冬の欧州の移籍市場で、並々ならぬ想いを抱いて新天地に渡ったのが、現地時間1月28日にトッテナム・ホットスパーからインテルに移籍したクリスティアン・エリクセンだ。
今シーズン終了とともにトッテナムとの契約が満了となるエリクセンは、昨夏にも移籍を志願。一時はレアル・マドリーへの加入が囁かれたが、業界屈指の“タフネゴシエーター”として知られるトッテナムのダニエル・レビー会長を納得させるオファーは届かず、残留を余儀なくされていた。
結局、トッテナムの一員としてプレーし続けることになったエリクセンは、複雑な想いを抱えてこの半年間を過ごしていたようだ。英公共放送『BBC』のインタビューで、「夏に退団を望んで以来、黒い羊(厄介者の意)のように扱われた」と告白している。
「僕が夏に離れるかもしれないとコメントして以降、周りは毎試合のように『いつ移籍するんだ』とか『残留するのか』とか、そんな話ばかりをしていた。街で僕を見たファンでさえも、『ありがとう、エリクセン。さよなら! グッドラック!』って言うんだ。まだトッテナムにいるのにね。少し奇妙だったよ。
僕はインタビューで正直に話しただけだ。多くの選手たちのように隠していようとは思わなかった。正直者だと声を大にして言いたかったんだ」
今シーズン終了とともにトッテナムとの契約が満了となるエリクセンは、昨夏にも移籍を志願。一時はレアル・マドリーへの加入が囁かれたが、業界屈指の“タフネゴシエーター”として知られるトッテナムのダニエル・レビー会長を納得させるオファーは届かず、残留を余儀なくされていた。
結局、トッテナムの一員としてプレーし続けることになったエリクセンは、複雑な想いを抱えてこの半年間を過ごしていたようだ。英公共放送『BBC』のインタビューで、「夏に退団を望んで以来、黒い羊(厄介者の意)のように扱われた」と告白している。
「僕が夏に離れるかもしれないとコメントして以降、周りは毎試合のように『いつ移籍するんだ』とか『残留するのか』とか、そんな話ばかりをしていた。街で僕を見たファンでさえも、『ありがとう、エリクセン。さよなら! グッドラック!』って言うんだ。まだトッテナムにいるのにね。少し奇妙だったよ。
僕はインタビューで正直に話しただけだ。多くの選手たちのように隠していようとは思わなかった。正直者だと声を大にして言いたかったんだ」
チーム内でも窮屈さを感じていたという。
「僕は世間からまるで悪者であるかのように批判を浴びた。ロッカールームで僕が悪者のになっているという記事を読んだ。普通、選手であれば、数年の間に何かあれば、出て行くことを考えるもので、僕はそれを公言しただけだった。だから、夏に『移籍したい』と言ってからは、正直なところ居心地は良くなかった」
さらに「トッテナムに残り続けることも解決策のひとつだった」と明かしたデンマーク代表MFは、それでもインテルに移籍した理由を口にした。
「マンチェスター・ユナイテッドとも話はしたよ。何が出来て、何が出来ないかを聞いたんだ。だけど、最終的に僕は新しいチャレンジを望んだんだ。プレミアリーグのクラブに行くか、トッテナムに残ることは簡単な解決策でしかなかったんだ。そんななかで、インテルがオファーをくれた。新しい国に行くことを望んでいたから、何も迷うことはなかったね」
“新たな挑戦”という願望を叶えたエリクセン。迷いを吹っ切った司令塔のパフォーマンスに注目したい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部