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「高体連の中でもトップレベルで…」静岡学園のエース・松村優太は決勝の相手、青森山田をどう見る?【選手権】

カテゴリ:高校・ユース・その他

手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

2020年01月11日

24年ぶりの優勝を懸け、決勝で青森山田と激突!

果敢に仕掛けて得点を狙った静岡学園の松村。終了間際に劇的な決勝点を奪った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 1月11日、第98回全国高校サッカー選手権大会・準決勝、静岡学園(静岡)対矢板中央(栃木)の一戦が埼玉スタジアム2002で行なわれ、終了間際の劇的な決勝点によって静岡学園が1-0でファイナルへ駒を進めた。

 試合は立ち上がりから静岡学園が主導権を握るも、堅守が武器の矢板中央を相手に攻めあぐねる展開が続く、U-18日本代表で鹿島への入団が内定しているドリブラー・松村優太(3年)が右サイドから果敢に敵陣深くへボールを運びシュートを放つも、なかなか枠に飛ばない。

 スコアレスのまま90分が経過し、PK戦突入かと思われた後半45+4分、松村がペナルティエリア内にドリブルで仕掛けると、相手DFに倒されPKを獲得。この絶好のチャンスを自らしっかりと決め、静岡学園の勝利が確定した。

 PKのキッカーを務めたこと対して「全然譲る気はなかった」と、自信を持って蹴ったと話す松村は、試合を振り返り、喜びを語った。

「相手のストロングは堅い守備で、なかなか自分たちが攻めあぐねていた時間帯が長かった。でも後半の最後の方なんかは、崩して結構惜しい場面もあったので、ここで90分以内に決めないとやられるぐらいの気持ちで攻め続けた結果が、こういう形になったのかなと思います。この決勝が懸かっている舞台で、しっかり自分の得点で勝利を手繰り寄せることができて、なかなか(得点が)取れてなかったので、ここで取れて嬉しいです」
 
 今大会、ここまで無得点だった松村。しかし、準決勝では、ゴール前への鋭い切り込みと、6本のシュートを放ち、違いを見せた。静岡学園にとって24年ぶりの優勝を懸けた決勝の相手は、高円宮杯プレミアリーグ王者の青森山田だ。

「青森山田は攻守ともに、すごくレベルが高くて、高体連の中でもトップレベルで一番強いチームだと思う。自分たちは徳島市立(準々決勝)、矢板中央と両方守備がストロングのチームに勝ってきているので、次もしっかりスタイルを変えずに、こじ開けて点を取れるようにしていきたいなと思います」
 
 前回大会覇者の壁を超えられるか――。50メートル5秒8の俊足サイドアタッカーは、持ち前の高速ドリブルでチームを高校日本一へと導けるか。観客を魅了する“和製アザール”の妙技に注目だ。
 
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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