「何か暗示のようなものを感じた」レッズ復活に向け、“晴れのち雨”の始動日に大槻監督が抱いた想い

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェストWeb)

2020年01月07日

「“大きなチャレンジ”をする年になる」

練習初日に会見に臨んだ大槻監督。強い意気込みを語った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 浦和レッズは1月7日、2020年シーズンの開幕に向けて初のトレーニングを実施した。

 初日から午前、午後の二部構成。午前の1部はランニングやストレッチの他、基礎練習やパスなど主にボールを使った内容。最後20分ほどは紅白戦が実施され、いきなり緊張感が漂う雰囲気が生まれていた。

 雨が降り出した午後の2部では、はじめは屋内で筋力トレーニングが行なわれ、後半は屋外でフィジカル向上を狙った11種目のサーキット形式のメニューが組まれた。

 午前午後いずれも強度の高いトレーニングで今季に懸ける本気度を示した大槻毅監督は、練習後の会見で、その想いを語った。

「2020年シーズン。五輪イヤーということで大きなスポーツの催しがある年ですけど、浦和レッズとしては、昨年までの結果を踏まえ、大きなチャレンジをする年になると思います。初日を今日迎えました。午前中は非常に天気にも恵まれて、非常に良いコンディションでやらせていただいて、ただ午後は雨が降ってと、こういういろんな状況に立ち向かっていけよという、何か暗示のようなものを感じました。またひとつ引き締まる想いがします。ぜひ選手と力を合わせて1年間戦い抜きたいと思います」
 
 この日の”晴れのち雨”の天候にかけて、良い時も悪い時も選手ともに乗り越えていこうと、改めて肝に銘じた指揮官が描く、大きなチャレンジとは「浦和レッズ、浦和レッズに関わる人たちが、自信を回復したりだとか、プライドや誇りみたいなものを持っていただけるような形に戻す仕事」だ。

 昨季はACLで決勝に進出しながらも、国内リーグでは14位に低迷。最後まで下位から脱せず、残留を決めたのは最終節だった。特に顕著だったのが攻撃力不足で、リーグワースト4位の34得点と不振を極めた。

 大槻監督は「勝点をきちんと積み重ねることができなかった。ゴール前に関して数字を増やすことができなかった。これに関しては明確な反省点。これは僕自身が改善していこうと思っている課題です」と反省の弁を述べる。

 ただし、エクスキューズはある。オズワルド・オリヴェイラ監督に代わって、その任を託された昨年5月の時点で、チームは4連敗を喫して低調なパフォーマンスに終始。さらに遡って、暫定的に指揮を執った18年4月も、成績不振の堀監督の後にピンチヒッターとして登板している。いずれもシーズン途中に下降線を描くチームを預かってきたのである。

「2回監督に就任させていただいていますけど、いつも難しい状態で渡されるようなところがあったので、パワーを持ってやりたいところ。そのパワーを今回はキャンプにぶつけられるのは、非常にポジティブだと思っています。今いる選手たちは僕のキャラクターや志向を分かってくれている選手が多い。選手とともに作り上げる時間があるというのはポジティブです」

 開幕前から采を振れる今季こそ、その手腕の真価が問われる。国内随一の規模を誇る浦和のプライドを取り戻せるか。大槻監督は“勝負の2年目”に意気込んでいる。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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